名探偵ポワロシリーズ第23弾。
原作は同名短編ミステリ。
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あらすじ
鉱山会社社長で大富豪のゴードンから、
娘・フローレンスのことについて相談されたポワロ。
金目当てに悪い虫がついて困んねん、
一人追い払ったらまた来おった、こいつ調べてくれ~と。
別に関西弁で話しとるわけではないが。
なんせ母国はオーストラリアだ。
フローレンスには別居中の夫がいた。
競馬大好き博奕ベタのロバートである。
言い寄って来てる愛人は、ロシュフォール伯爵。
ポワロはそういう相談はどうもということで断るが、
週末の社交の場へ向かうためにメイドを連れて
「プリマス行き急行列車」に乗ったフローレンスが、
客室で何者かに刺殺されてしまう。
嘆き悲しむゴードンの為に、ポワロは捜査に乗り出した――という話。
感想
相談されたのに殺されてしまうなんて、
まるで金田一耕助ですかみたいな。
作品の順番でいえばポワロの方が先か。
原作がどうなってるかは知らんけど。
面白いことは面白いんだけど、
なんちゅうか犯人側がイマイチぱっとせんのよねえ。
動機がイマイチといってもいいかな。
とはいえ、ある意味生々しいっちゃそうなんだけど。
こういう動機が本格ミステリ的にイマイチというかね。
何かしらそこらあたりに工夫があれば、もっと面白くなるのかなあみたいな。