デアゴスティーニから発売の全話シリーズ第26弾。
Auto Amazon Links: プロダクトが見つかりません。
ゲストは火野正平、島かおり、早川保、見明凡太朗、高野真二など。
あらすじ
汚職疑惑のある代議士・山岡(見明凡太朗)を追っていたGメン。
その山岡が、自動車修理工・島(火野正平)に料亭の前で詰め寄られる。
響刑事が話を聞いたところ、島は自動車メーカーの元技術者で
無公害エンジンの研究グループに入っていたが、山岡の陰謀で潰されたという。
響刑事は必ず山岡を逮捕してみせると島に告げるが、
それから一週間後、山岡が殺され、容疑者として島が逮捕された――という話。
感想
響刑事、島の無実を信じて事件の真相を追うの巻。
初っ端から監視している山岡を権力の豚呼ばわり。
・・・一応、アンタらも権力者側なのだが(笑)
料亭の前で島をどけるのは山浦さん。
悪徳代議士役の見明さんの奥さんは村田知栄子さん。
ともに戦前・戦後の映画界を支えたお二人でした。
配役もなんやかんやで絶妙な気がする。
島が白か黒かの話をするところで、
響刑事と島の会話を入れているところが上手い。
ただ単に信じたいじゃなくて、説得力が増す感じ。
ああいうとこは、参考にしたいもの。
反面、後半は甘いというか。
拳銃奪われたり、家のとこのシーンなんかはちょっと。
ラストはいい感じですけどね。Gメンらしいというか。
ロッキードで揺れまくって、初の任期満了選挙が近づく中での放送。
しかしまあ・・・日本の政治って進歩してませんなあ・・・
政治が進歩してないのか、選ぶ国民が進歩してないのか知らんけど。
とりあえず、ムダな税金これ以上使わんといてくれよ。
ゲストは毎度おなじみ谷村昌彦、戸部夕子、冷泉公裕、藤山浩二など。
入院中の元同僚・斉藤刑事(佐野哲也)を見舞った山田刑事。
その帰り道、タクシーに乗った山田は一万円札を出すが、
お釣りがないので後日でええでという話に。
下りる時、山田は運転手・安井(谷村昌彦)の薬指がないことに気づく。
病院で斎藤から聞いた15年前の強盗殺人事件の容疑者の特徴にそっくり。
事件は未解決のまま、2日後に時効を迎えようとしていた。
当時、現場には遺留指紋が遺されており、
翌朝、山田刑事は安井の自宅を訪れ、指紋を得ようとする。
ところが、銀行襲撃に失敗した二人組が安井の家に隠れに来て――という話。
感想
黒木警視のナレーションに始まり、ナレーションに終わる話。
なんやかんやで設定が上手い。偶然にも程があるだろって言っちゃあおしまいだが。
こういう役は谷村さんか梅津栄さんかって話だけど、
梅津さんだとちょっと泥臭くなっちゃうのかな。
家庭持ちに見えないというか。そういう点で唯一無二の谷村さん。
戸部夕子さんみたいな美人を何で嫁にできたのかってとこも、
きっちり説明しちゃってくれている。納得。
時効というタイムリミットと、斉藤刑事の命のタイムリミット、
それを逃れようと揺れ動く安井の心情など見どころの多い作品。
ゲストは池田秀一、遠藤真理子、平泉征、石山律雄など。
あらすじ
投身自殺を図った男を助けようと駆け付けた草野刑事。
ところが、それは狂言で、拳銃を奪われてしまう草野。
拳銃を取り戻そうと一人で動き回る草野の事情を察した津坂が協力。
犯人は以前、取り調べをしたことのある花井恒(池田秀一)とその兄・勝(平泉征)。
ラーメン屋で働く明子(遠藤真理子)から情報を得た
草野と津坂は二人が住むアパートに踏み込む。
ところが、二人はすでにアパートを出ていた。
手がかりを捜す草野は、そこから銀行が見えることに着目。
二人は拳銃を使って銀行を襲うに違いないと考え、それは見事的中するのだが――という話。
感想
結構評価が分かれそうな作品。
ドラマ的にはもう一つかなとも思えるけど、映像的にはドインパクト。
特にラストの一分ぐらいは怒涛の展開。
こういうのって、リアルタイムで見てたら印象違うやろね。
拳銃の奪い方なんかは結構斬新。
刑事としての使命感を逆手に取ってるとこがね。
だんだん壊れていく感じが絶妙の平泉さん、
人質に取られてもきっちり言うぜ遠藤さん、
そしてシャア・アズナブル池田さん。
タイトルだけど、幼稚園ジャックは賞味10分もない(笑)