1983年にフジテレビ系列で放送された秋の特別時代劇企画。
制作はテレビ西日本がメインで、九州ロケを敢行した3時間スペシャル。
原作は松本清張の同名長編伝奇小説。
主演は松平健。中村敦夫、古手川祐子、風祭ゆき、丹波哲郎、宮内洋などが出演。
あらすじ
藩の鉱山の山方経験がある勝山藩藩士・伊丹恵之助(松平健)。
恵之助は自分の妾を押し付けた上役(浜田寅彦)を斬り、
自分と夫婦になっても上役と乳繰り合ってた
妻・志津(風祭ゆき)を廃坑の穴に突き落とし、藩を出奔した。
特にあてのない旅をする中、
奈良井宿で窮地に陥っている森藩・家臣(信欣三)を機転で助ける。
それをきっかけに北条宗全(丹波哲郎)に拾われ、
直参旗本の養子になり名を太田恵之助と変える。
芸妓・おえん(古手川祐子)といい仲になった恵之助だが、
幕府の目が届かない隠し金山を暴くため、西海道に向かうことに――という話。
感想
面白い。最初は暗そうと思ったけど。
ある意味ディスイズ時代劇というか。金と時間かけてる。
原作は凄い長いんだよねえ。確か文庫で4冊ぐらいあったような。
伝奇的な部分を省いていったら、こんな感じでまとまるのかもね。
ラストの鉱山大爆発がインパクト大。CGでは見れない映像ですな。
中村敦夫さんの役も印象的だし、
髪が真っ白になろうが何しようが風祭ゆきさんはキレイ。
もちろん、古手川祐子さんもキレイ。
助八が暴れん坊将軍にタメ口きいてるで~とか
一緒のシーンはないけど丹波&宮内師弟コンビが出演とか、
暴れん坊将軍と木枯し紋次郎のタッグはそりゃ強いわなあとか
いろいろ見どころの多い3時間スペシャル。