2004年金曜エンタテイメント枠で放送。
原作は山村美紗『山陽路殺人事件』。
主演は川原亜矢子&東幹久。木村多江、池内淳子、本田博太郎などが出演。
あらすじ
出版社を辞めて小説家に転身した美帆(川原亜矢子)。
しかし、初めて書いたミステリを元いた編集部の
編集長・京子(山村紅葉)に見せたところ、ダメ出しを食らう。
美帆の普段の仕事は幼なじみの編集部員・吾郎(東幹久)の
実家である和菓子屋のお手伝い。
吾郎の母・静子(池内淳子)は何かと美帆のことを気遣ってくれるいい環境。
ある日、美帆は大学時代の友人たちと岡山に同窓会旅行へ。
目的地はゼミ仲間の亜沙子(木村多江)の実家である旅館。
ところが、そこで由紀(斎藤陽子)が何者かに殺害されたことから
事態はおかしな方向に動き始め、さらなる殺人事件が巻き起こる――という話。
感想
旧交を温めるはずの旅が一転、過去の因縁を巡る事件に――というのは珍しくない。
金曜エンタテイメントらしいライトなミステリというか。
一口に2時間サスペンスといってもそれぞれ特色がありまして。
例えば火サスは硬派が基本だったし(企画書がものすごーく長かった)
土曜ワイド劇場は硬派からコメディ色まで何でもアリ状態。
金曜エンタテイメントはライト感強めで、
月曜ミステリー劇場は火サスと金曜の中間って感じ。
おおざっぱにいえばこんな感じで分類できた。
本作はアリバイトリックあり、コミカルなやり取りもあり、
田舎饅頭好きな狩谷警部(本田博太郎)もありなど、まあまあかな。
原作はどちらかというと青春ミステリ的な要素が強かったような。
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過ぎ去った青春の思い出というか、それぞれの変貌というかね。
雨月物語いるかな?とは思うけど、それ言い出したらキリないもんねえ。