素浪人シリーズ3「素浪人罷り通る 血煙りの宿」を観る

1982年放送の素浪人シリーズ第3弾。
ゲストは佐藤オリエ、中尾彬、荒井注、高橋長英など。

あらすじ

相変わらず旅を続ける浪人・春夏秋冬(三船敏郎)は
ある日、子どもを連れて追われているお銀(佐藤オリエ)を助けた。

3年後、再びお銀と再会する春夏秋冬。
町はずれの彼女の家に世話になるが、
その夜婚礼で盛り上がる宿場に野盗が現れ狼藉を働く。

代官所の真崎源之介(高橋長英)が一味の一人を捕まえるが、
野盗は執拗に宿場を襲い続ける。

野盗の目的はお銀に復讐すること。
お銀の夫はかつて野党の一味でお銀との間に子どもが生まれ、
一味を抜けようとしたが逆に殺されていた。
お銀が訴人したことで一味は江戸に入られなくなり、
そのためお銀を追って暮らした町を潰してまわっていたのだ。

お銀と子どもを守ろうとする春夏秋冬の前に
彼をつけ狙う賞金稼ぎ・弥九郎(中尾彬)が現れ、
宿場はそれぞれの思いを含んで最後の決闘に向かっていく――という話。


感想

人間関係のアヤがとてもよくできてる一作。
中尾彬さんの役はかつて父親が盗みを働き村八分にされ、
両親が首をくくり一人村を出て行って剣術を身につけ戻ってきた百姓。

そういうバックボーンがよくできている。
昔住んでいた家が現在お銀が暮らす家というのもよろしいですな。

場所限定でドラマが展開するから密度があっていいし。
高橋長英、第1弾にもおったぞ木村元、金井大、潮健児などメンツも揃い。
片桐竜次、佐藤B作さんもいるし、
吉田豊明&滝川潤の特別機動捜査隊に出てたぞコンビもいる。

藩に来てもらうよう迎えに来た荒井注さんもいるし。
第1弾、第2弾より出来はいいんじゃないかな。

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