1973年9月封切りの松竹時代劇映画。
映画版「必殺仕掛人」のシリーズ第2弾。
緒形拳、林与一、山村聰、津坂匡章の
テレビ版オリジナルキャストが初めて実現した作品。
ゲストは佐藤慶、小池朝雄、松尾嘉代など。
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あらすじ
おもん(ひろみどり)と会った帰り道、
いきなり浪人・小杉十五郎(林与一)に命を狙われた藤枝梅安(緒形拳)。
それは十五郎の勘違いで、梅安は医師・山崎宗伯(小池朝雄)と
間違われて狙われたのだった。
数日後、梅安は音羽屋半右衛門(山村聰)から
伊豆屋長兵衛(佐藤慶)の殺しを依頼される。
岬の仙蔵(津坂匡章)とともに調べるうちに
梅安は長兵衛が宗伯の実の兄であることを掴む。
さらに梅安は煙草入れの模様から客のおりん(松尾嘉代)が
宗伯の女だということを知る。
長兵衛は元武士で藩の上役からの依頼で
宗伯の毒を用いて藩主を暗殺し、その見返りとして大金をせしめていた。
長兵衛はその金で伊豆屋を開き、
表向きは人のいい蠟燭問屋を演じながら
裏ではあこぎな金貸しおよび人殺しを行っていた。
十五郎は宗伯によって女郎に身を堕とすことになった
お仲(津田京子)に同情し、宗伯の命を狙っていた。
梅安と十五郎は協力して伊豆屋と宗伯の命を狙う。
だが、長兵衛は用心棒を雇って逆に梅安と十五郎抹殺を企てる――という話。
感想
可もなく不可もなくというか。
佐藤慶&小池朝雄はさすがだなあと思うけど。
キレイすぎるのかな、全体的に。
蟻地獄の相手がもっと大きければまた良かったのかも。
だいたい暗すぎて何やってるかイマイチわからん(笑)
梅安と十五郎の殺しの場面がカットバックで
それぞれ見せるところはまあまあ見せ場ですけどね。
映画にするなら映画にするだけのボリュームが欲しかった。
松尾嘉代さんの使い方なんかは随分もったいない。
次の第3弾「春雪仕掛針」と比べるとだいぶ落ちるような。
ま、順番でいえば反省を活かして次頑張ったんでしょうな。
実情は全然違うのかもしれんが(笑)
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