松本清張おんなシリーズ7「指」を観る

1979年TBS東芝日曜劇場で放送。
松本清張おんなシリーズ第7弾。
原作は松本清張の「指」。主演は山本陽子。
1982年、2006年にもテレビドラマ化されている。

あらすじ

ホステスの福江弓子(山本陽子)はしつこい客から逃れて
入った喫茶店で銀座の有名クラブのマダム・生方恒子(水谷八重子)と知り合う。

恒子の高級マンションに泊まることになり、
淋しがり屋の二人は体を重ねる仲に。

その関係はマンションの管理人・細井ヨシ子に知られることとなる。
そして恒子が飼っていたチワワもまた、その関係を見ていた。

ささいなことで仲違いした弓子と恒子。
恒子は愛人・小沢が死んだことから自殺。

2年後、弓子は小沢の息子(岡本富士太)と結婚することになるが、
新居のマンションの名前を知らされた弓子は仰天。

それはかつて恒子と住んでいたマンションだった――という話。


感想

因果応報というか悪いことしたわけじゃないのに
自ら墓穴を掘っていってしまうような話。

気にせんといけばいいのにねえ。
それだとドラマにならんわけだが(笑)

現代だったらどうなんだろうね。
そのあたりのこと隠すのかな。
まあ人間の業というか何というか。
誰にでも隠したいことの一つや二つはあるもんですからな。

本作で言えば1時間ものだからしょうがない部分もあるが
最後の方はえらい走りすぎというか。

1982年火曜サスペンス版は歴代最高視聴率だっけ。
名取裕子&松尾嘉代。そして管理人は吉行和子。
イメージにピッタリすぎますわな(笑)

2006年版はDVDにもなっている。
後藤真希が出てたやつですな。恒子は萬田はん。

これは他の作品とは趣が違うやつだったような。
劇団員だったしねえ。女性キャスターの星野真里が過去を暴いていくみたいな。
どっちかといえば「ゼロの焦点」とかあっちに近いわね、展開としては。
まあ、それはそれでありっちゃありだと思うけど。

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