1980年10月に全5回で放送。
赤かぶ検事シリーズ第1弾。
原作は乱歩賞作家・和久峻三。
好評を博し、その後長くシリーズ化された。
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あらすじ
舞台は原作通り岐阜検察庁高山支部。
朝市の風景などがふんだんに盛り込まれ、風情を感じる。
主要メンバーは以下の通り。
柊茂(赤かぶ検事)……喜劇だけじゃないぞフランキー堺。
柊春子……こう見えても元ダンサー春川ますみ。
榊田警部補……今じゃボロクソ言われる知事・森田健作。
柊葉子……さくらではない倍賞千恵子。
法眼弁護士……京都映画には縁がある沖雅也。
この他、検事室にいる事務官が女性なのも本作の特徴。
また、かつては時代劇主人公で
その後は悪役として成らした江見俊太郎さんが裁判長。
記念すべき第1話は「父は検事、娘は弁護士」。
何の工夫もないストレートなタイトルである(笑)
原作は「古銭はもの言わぬ証人」。
森田健作の恋人役で速攻殺される奈美悦子、
いつもの悪役と違いとぼけた監察医の田口計さんが最高。
第2話は「被告人、名無しの権兵衛」。原作は同じ。
我らが性格俳優、梅津栄さん大活躍の巻。
ひたすらとぼけまくる姿が最高である。
第3話は「小糸坂の白骨」。原作は同じ。
原作者の和久峻三さんがゲストで登場。
頭の固い役どころをセリフ少なく演じている。
謎めいて裏のありそうな役が似合う赤座美代子さんが最高。
結構ひねってて好みの作品。
第4話は「呪いの紙草履」。原作は同じ。
ゲストは長門勇さんに飛鳥裕子さん。いい胸してる。
高山を離れしばらく村で捜査活動という異色作。
これ、もっと面白くなるんちゃうかなあと思うんだけど。
第5話は「うごめく蝸牛」。原作は「蝸牛庵の遺産」。
ゲストは仁科亜季子のお姉ちゃん、岩井友見さん。
水戸黄門の初代格さんの嫁はん役で知られている。
これもねえ……蝸牛をもうちょっと生かせんもんかね。
ま、フランキー堺&春川ますみの夫婦は最強コンビ。
この2人の会話シーンを見ているだけで勉強になる。
第1話の玄関の戸開けるところとか。ああいうの好き。
娘役が倍賞千恵子さんってのがちょっと違うような。
やっぱり次のシリーズの片平なぎささんが一番ぴったり来ますな。