明智小五郎美女シリーズ17「天国と地獄の美女」を久々に観る

1982年1月2日土曜ワイド劇場放送。
ようこんなもん正月から放送しよんなと思うぐらい
エロスと血ドバドバ大作戦のシリーズ第17弾。
ゲストは叶和貴子、伊東四朗、小池朝雄、水野久美、宮下順子と豪華。

あらすじと感想

まずは明智先生の新年のご挨拶から。
冒頭から主人公が視聴者に語り掛けるなんてねえ。
現代では考えられないが、このおおらかさがなんとも言えませんな。

裏返せばドラマと現実の区別がきちんとついていたというべきか。

理想郷「パノラマ島」の営業をしている伊東四朗。
その説明に裸オンパレードで女性たちが踊る。
ユートピアというより踊る阿呆に観る阿呆の世界の方が正しいのでは。

当然そんな提案どこの誰にも相手にされない。
好かれるのはカラスぐらいのもので伊東四朗の頭に止まる。
デンセン音頭の影響か。

本業は美術工芸家の伊東四朗。嫁はんは宮下順子。
その順子が新興宗教の教祖・小池朝雄を連れてくる。
こういう胡散臭い役をやらせたら抜群のコロンボ小池。

でまあ、どういうわけか伊東四朗二役で大金持ちの男がいる。
こいつがカラスの持ち主だったわけだが、カラスの持ち主ってなんやねん。

この大金持ちの後妻が叶和貴子。
で、予想通りすり替えたりなんやかやしてたりで話は進み
パノラマ島は作られ、本当は――みたいな展開になっていく。

おっぱい大好きシリーズの中でも一番よく出てくるのでは。

すり替えのためにコロンボ小池が伊東四朗の眼を
ドライバーで刺すシーンが有名といえば有名。

悪党なんだけどどこか憎めないというか抜けてるというか
どちらかといえばズッコケ三人組といった感じの伊東・小池・順子。
こういうの下手な役者がやると凄くチープになりがちだけどさすが。

発作で死んだはずの人間と入れ替わるために
無理やり生き返ったことにするとか荒唐無稽もここまで来ると面白い。

眉間にしわ寄せてナンボの明智くんより
ズッコケ三人組の活躍?というかドタバタさと哀れさ、
そして最後に叶和貴子がドカーンと爆発して血の雨が降る
(正月だろ、おいおい)ってとこが見どころかなあ。

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