西村京太郎106「南紀殺人ルート」を読む

1986年出版の作品。2002年にTBSで映像化。あらすじ和歌山駅前のホテルで弁護士が殺害された。続いて串本の海中展望塔で仲間の会社社長が殺される。県警の要請を受け十津川警部たちが調べたところ、2人はゴルフ会員権詐欺で儲けた悪仲間だったことが判明。亀井刑事が詐欺集団の黒幕とみられる佐伯に聞き込みに行くがにべもない反応で追い返される。すると行方不明中だったもう一人の仲間が伊勢線の無人駅で死体となって
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西村京太郎131「八ヶ岳高原殺人事件」を読む

1987年出版の作品。2012年に土曜ワイド劇場で映像化。しかし、内容はほぼオリジナルに近い。あらすじ雑誌記者の矢代は編集長から清里高原への取材を命じられる。コンビを組むのがカメラマンの木下と聞いて矢代は嫌な顔をする。ところが当日、矢代の前に現れたのは木下の妹・由美だった。腕は確かのようだったので、そのまま矢代は由美と取材へ。ちょうど人気女優の小池祐子が来ていたのだのだが、翌朝矢代と由美は祐子の死
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西村京太郎58「特急さくら殺人事件」を読む

1982年出版の作品。同年にザ・サスペンスで映像化。十津川警部を演じたのは宝田明、亀井刑事は犬塚弘。あらすじ兄の葬式に行った十津川警部の部下・日下刑事。帰りに乗った特急さくらの車内で倒れている女性を発見。ところがその直後、何ものかに頭を殴られ気絶。意識が戻ってみると女性の死体はどこにも見当たらない。いったいどこに消えてしまったのか?東京に戻った日下刑事はその奇妙な出来事を報告。誰もが不思議がる中、
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西村京太郎134「特急『北斗1号』殺人事件」を読む

1987年出版の作品。2005年に土曜ワイド劇場で映像化。あらすじ吉岡という男に騙され借金を抱えた風見ゆう子。自殺を決意して雪の北海道へ旅立ったのだが「100万円を使ってくれ」という奇妙な依頼を受ける。自殺するのを止めないことを条件にその男と旅をつづけたゆう子だが、網走で自殺を図ろうとした時警官たちに止められてしまう。連続殺人の容疑者としてだ。確かに被害者の男とは列車で会ったがなぜ自分が?巧妙に張
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西村京太郎161「山陽・東海道殺人ルート」を読む

1989年出版の作品。1990年と2008年に土曜ワイド劇場でテレビドラマ化。あらすじ東京駅についた寝台特急「さくら」の車内から男女2人の射殺死体が発見された。妙なことに2人の所持品からは5000万の札束が。しかもそれは4年前に起きた少女誘拐殺人事件に絡んだお金と判明。十津川警部たちは4年前の被害者の父親に疑惑を抱くが違う寝台特急に乗っていたことがわかりアリバイが成立。十津川達は誘拐犯人のリーダー
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西村京太郎121「みちのく殺意の旅」を読む

1987年出版の作品。1987年と2007年の2回土曜ワイド劇場でテレビドラマ化。あらすじ大学時代の同人誌仲間に誘われ、5年ぶりに水戸に集まった5人の男女。矢代と由紀は大学時代から付き合い結婚、原田は婚約者の敬子を連れてきた。同窓会を企画した阿部は矢代たちの予想と異なり同人誌仲間のみどりと結婚していた。ところがもう一人の仲間、田村は参加しなかった。東北の温泉巡りをかねた旅のはずが飯坂温泉で由紀が、
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西村京太郎208「九州新特急『つばめ』殺人事件」を読む

1993年出版の作品。2003年に月曜ミステリで映像化。あらすじ鹿児島・指宿の海岸で男女の死体が発見される。2人は東京在住で所持品に搭乗券があったが、空路の時刻に特急「つばめ」車内で乗務員・宏子が目撃していた。その情報を実名で警察に投函したところ、宏子が襲われる。死体で発見された男女が70億という巨大な金に絡む事件に関係敬していることが判明。そうした時、宏子の彼氏である塚原が殺害され、さらには70
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西村京太郎474「生死を分ける転車台 天竜浜名湖鉄道の殺意」を読む

2010年出版の作品。土曜ワイド劇場で映像化。あらすじカリスマジオラマ作家の小島が多摩川で刺殺された。傍には3連覇がかかったジオラマコンテストの出品作「転車台のある風景」が燃やされていた。捜査を開始した十津川警部は、ジオラマのモデルである天竜二俣駅に。そこで2カ月前に小島が学生時代から好きな女性が突然死していた事実をつかむ。2つの事件には関連があるのか?事件解決のカギは燃やされたジオラマにあると考
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傑作時代小説・笹沢左保「地獄の辰 無残捕物控」を読む

1971年から「小説宝石」に連載された作品。1972年にテレビドラマ化された。出演は北大路欣也、大原麗子、田中邦衛など。岡っ引きというと銭形平次を連想する人が多いだろうがだいたい岡っ引きなんてのは世間の嫌われ者だったのが歴史の真実。本作に登場する地獄の辰もめちゃくちゃ嫌われ者。なんせ街で乱闘があった時、見物人は相手を応援するぐらいなのだ。しかし辰はめちゃくちゃ強く相手をぶちのめしてしまう。その辰に
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復讐の美学・大藪春彦「絶望の挑戦者」を読む

1969年初出の作品。「復讐の美学」ともいうべき作風が始まった一冊。あらすじ神奈川の地方新聞の記者をしていた武田は恐喝まがいで命を狙われた後、スカウトされデトロイト3大自動車メーカーの一つ、クリンガー社の秘密工作員として活動する。しかし、日本の自動車メーカーに対する卑劣な乗っ取り工作に耐え切れなくなった彼はすべてを暴露し告発しようとしていた。しかし、組織の手は彼の愛する妻と娘に伸び2人は武田の目の
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