西村京太郎80「北能登殺人事件」を読む

1984年初出の作品。主人公は十津川の部下、日下刑事。
2012年に沢口靖子の鉄道捜査官シリーズの原作として映像化されている。

あらすじ

久しぶりに休暇をとって能登にやってきた日下刑事。
しかし、恋路海岸で思わぬ事件に遭遇する。

同じ列車に乗っていた若い女性が何者かに狙撃されたのだ。

彼女には狙われる覚えはないという。

さらに今度は彼女のホテルの部屋で男が死体で発見される。
隣で倒れている彼女の手には血ぬられたナイフが。

日下は彼女の無実を信じ奔走する。

事件の根幹は彼女の死んだ彼が追っていた芸能界の黒幕にあった。

十津川達は容疑者と思われる人物達を追跡するが、
ことごとく何者かに殺害されてしまう。

最後に残った容疑者には鉄壁のアリバイが。
果たして十津川達は真実に辿りつけるのか?――という話。


感想

日下刑事恋に燃えて爆走編とでも言うべき内容。懲りないやっちゃ。

容疑者と思しき人物が次々と消されていく展開が面白い。

その割には時刻表トリックはあっさり。
それトリックちゃうでってぐらい簡単に解いてしまう。

あと、この彼女がなんかアホすぎる。
そない簡単に相手のこと信じてどうすんの。

カメラで写真を撮られたって結構無理がある気がする。
まあ日下刑事の一途な感じと十津川・亀井コンビの親心なところはいいわな。

自分やったらこの女も共犯みたいな話にもっていってしまうけどね。

女性不信だから(笑)

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