ハイウェイ・ハンター・シリーズ1・大藪春彦「東名高速に死す」を読む

1970年初出の人気シリーズ第一弾。
通称ハイウェイ・ハンター・シリーズ、西城秀夫活躍の幕開け。

東名高速に死す: ハイウェイ・ハンター・シリーズ (光文社文庫)
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あらすじ

西城秀夫は警察庁直属の秘密捜査官。
鍛え抜かれた肉体とガンテクニックを駆使して目的を遂行する。

最初のターゲットは麻薬密輸に加担する麻薬取締官の抹殺。
沿線都市の暴力団壊滅と腐敗した街の浄化のために、西城の頭脳と肉体はフル回転する――という話。


感想

週刊ポストの創刊とともに始まったハイウェイ・ハンター・シリーズ。
「東名高速に死す」「腐肉獣の狩人」「醜聞の報酬」の3本を収録。

2020東京五輪の開催が話題を呼んでいるが
1964東京五輪を境に日本の国土は一変していった。

高速道路の建設が全国的に進んだのもその1つである。
便利になるということはそれだけ外部からいろんなものも入りやすい。

当然犯罪も広域的なものになり、
中小都市における縄張り争いは激しいものになっていった。

そうした時代背景も見据えて書かれたものなので
単なるアクションものとは片づけられない深さがある。

ハイウェイ・ハンター・シリーズはこの後まだまだ続き
ハイウェイどころか海を越えエアウェイ・ハンターシリーズとなっていく。

その萌芽というか先達というか第一弾となった本書。

西城の孤独ながら頑強な意志と行動力で
強大な組織に立ち向かっていく姿を描き続けたこのシリーズは
最近あまり見られなくなった作品群であり新しさを感じさせてくれる。

こういうのもやってみたい。

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