1976年出版の長編本格ミステリ。
1982年に土曜ワイド劇場枠でテレビドラマ化。
香山美子、川津祐介、火野正平、畑中葉子などが出演。
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あらすじ
銚子の海に落ちた車から男女4人の遺体が発見された。
現場の状況から殺人事件と推定する捜査陣。
ところが、被害者同士には何の繋がりもない。
犯行の動機さえ掴むことができず、捜査は難航。
たった一人の肉親の母を失った令子は真相の究明に乗り出す。
だが、その行く手にはいくつもの難関があった――という話。
感想
面白い。前半途中、ちょいとだるい所もあるけど
中盤過ぎから俄然ヒートアップ。
なるほどねえ、こんな方法があったのねと感心。
シンプルな設定でいくらでも面白くできるお手本のような作品。
ドラマは観たことがないけれど
あらすじを読む限りでは別もんと考えた方がいいのでは。
まず車の中にいたのは3人だし。
母と娘ではなく、夫と妻で夫は生きとるし。
火野正平さんと畑中葉子さんのキャスティングはイメージに合うような。
原作は令子母娘の過去が結構重要なんだけどなあ。
意外にそこの部分が一番読ませてくれるところがある。
何となくドラマではそこの部分はすっぽかれていそうだけど
機会があれば観て比べたいところ。