夏樹静子「第三の女」を読む

1978年刊行の本格ミステリ。
1989年にはフランス犯罪小説大賞受賞の栄誉に輝いた。
1982、1989、2011年と3回テレビドラマ化されている。

あらすじ

パリ郊外で出会った男と女。
一夜の甘いラブロマンスに酔った男は
正義感を発揮したばかりに干されている大学助教授。

ところが、自分を干していた大学教授が何者かに殺された。
いろいろ話を聞いてると教授を殺したのはパリで出会った女らしい。

男は女から交換殺人を持ちかけられたのだと判断。
女が憎いと漏らしていた相手を殺さなければいけないと思い、
ある日犯行に走ってしまい、運命の女と再び出会おうとするのだが――という話。


感想

最後のどんでん返しが決まっている一作。
なるほど、こういうやり方もありかいなって感じ。

交換殺人――ってとこがポイント。
最初の1982年土曜ワイド劇場版は
天知茂、樋口可南子、あべ静江、山形勲、加藤武などが出演。

だいぶ昔に再放送で観たような。
明智くん、人殺しよったでおいおい、みたいな。それしか覚えてない(笑)

1989年版は南野陽子、永島敏行、南條玲子など。
観たような観てないような。まーったく記憶にない。

2011年版は村上弘明、小沢真珠、菊川怜など。
長坂脚本なら観てそうなもんなんだけど。これも観てないと思う、たぶん。

しかし、フランスで賞獲ってるならすげえ快挙だけどねえ。
もっとベストセラーで代表作でもよかろうと思うのだが。
もの書きもグローバルになってかんとねえ。頑張ろ―。

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