1985年出版の短編集。
表題作のほか、「ATC作動せず」「急行べにばな殺人事件」
「午後九時の目撃者」の計4本を収録。
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「ATC作動せず」は前にも書いたので省略。
「急行べにばな殺人事件」は
フジの警部補・佐々木丈太郎5の原作。
原作は亀井刑事またまた巻き込まれるの展開。
久しぶりの同窓会に出席して殺人犯にされてしまうのだが
ドラマでは亀井刑事はもちろん出てこないので、
丈太郎の嫁・涼子が巻き込まれる展開。
ゲストはとよた真帆、吉行和子、渡辺典子など。
観てないからなあ、これはなんとなく観たい。
「午後九時の目撃者」はタイトルの通り
殺人を目撃した女性が殺人容疑で逮捕されるのだが――。
ラストの十津川警部と女性のやり取りが余韻が残っていい。
「行楽特急殺人事件」は1996年に
「上越新幹線殺人事件」のタイトルで土曜ワイド劇場で映像化。
原作は西本刑事が恋人ゆう子と
箱根に向かうロマンスカーに乗ってると
ゆう子が日東スチュワーデスの友達・千加と遭遇。
しかし、突然千加が車内から姿を消す。
ノンストップの車内からどうやって?
しかも千加は自宅で死体となっていた――という展開。
ドラマは未見だが、あらすじによると
キンキン亀井&レオ西本が出張で新潟行きの上越新幹線に。
すると車中でゆう子という女性が友人の千加が姿を消したという――。
まあこんな話のようである。
ま、このトリックがドラマでどんな風になっているのか。
そこがチェックのしどころだし、短編がどういうふうに
肉付けされ2時間サスペンスになっているのかぜひ観たい。