横溝正史シリーズⅡ「夜歩く」を久々に観る

1978年夏にTBSで放送。全3回。あらすじと感想原作は1948年発表で「本陣殺人事件」「獄門島」に続く金田一長編第3弾だった。小学生の時、角川文庫のカバーの怖いやつで読んだ。タイトルの通り美女が夜歩いてる絵なんだけどまあ怖い。でも読んだ時はラストが衝撃的だったなあ。そんなのあり? と思った記憶が甦る。さて、ドラマの方だが他の作品に負けず劣らずメンバーが濃い。特に男連中がなかなかエグい。谷隼人、村
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横溝正史シリーズ「獄門島」を久々に観る

1977年の夏に放送されたシリーズ第5弾。日本ミステリ界に燦然と輝くこの名作はこれまでに映画2本、テレビドラマ5本が製作されている。あらすじと感想内容は超有名なので省くとして。この作品の配役は次の通り。金田一耕助――古谷一行   早苗――島村佳江 磯川警部――有島一郎   了然――中村翫右衛門 荒木村長――河原崎国太郎。松山英太郎・政路兄弟のおとっつあん。   幸庵――金子信雄   月代――梶原恵
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横溝正史シリーズⅡ「仮面舞踏会」を久々に観る

1978年に全4回で放送。あらすじと感想横溝正史本人が自選で第7位にあげている作品。それの最初の映像化なわけだが、ある意味原作よりもよくできている。過去4回の離婚歴を持つ女優を巡るスキャンダラスな展開が魅力の本作品。最初の夫はプールで死に2番目の夫は交通事故、3番目の夫は毒殺され4番目の夫は行方不明――。どこまでサゲマンやねんという話なのだが、それでも求婚する男がおるのね。犯人像とトリックは結構上
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横溝正史シリーズ「犬神家の一族」を久々に観る

1977年、TBSで好評を博した横溝正史シリーズの記念すべき第1作。古谷一行が初めて金田一を演じた作品。あらすじと感想説明の必要もないぐらい有名な作品。犬神といえばこれかドカベンに出てくる左投手ぐらいのもんだ。また犬神といえばスケキヨ。マスクが一番不気味だったのはやっぱり1976年版の映画かなあ。2006年に再映画化された時は「スケキヨストラップ」とかあった気がする。さて、この全5回の作品のいいと
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横溝正史シリーズⅡ「真珠郎」を久々に観る

1978年に全3回で放送。あらすじと感想最高視聴率が40%を超えたこともある人気シリーズだったわけだがなんちゅうてもその良さは原作の分量に合わせて放送回数を変えてたことも1つの理由。「悪魔の手毬唄」に至っては好評だったので放送回数が伸びたり。さて、本作「真珠郎」だが原作では金田一は登場しない。もともとこの作品は戦前に書かれたもので探偵は探偵でも由利麟太郎が活躍する話。ま、後の金田一作品の萌芽ともい
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横溝正史シリーズⅡ「不死蝶」を久々に観る

1978年に全3回で放送。あらすじと感想またまた鍾乳洞での殺人、23年前の殺人がからむというお得意の展開。金田一に来るなという脅迫状が来るのもまあ定番。若き日の竹下景子さんが出ている。まだお嫁さんにしたいナンバーワンになる前の時代。この頃になると古谷金田一も板についたもので日和警部とのコンビも絶好調。珍しく悪役でない山本昌平さんやこの2年後に芸能界引退する栗田ひろみさんの可憐さ、やっぱり殺される小
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横溝正史シリーズⅡ「迷路荘の惨劇」を久々に観る

1978年に全3回で放送。人気を博した横溝正史シリーズの最終作。あらすじ古舘伯爵が建てた「名琅荘」はそのトリッキーな造りから別名「迷路荘」と呼ばれていた。この場所で昭和5年、世間を震撼させた事件が起きた。そして20年後、再び事件が――。感想過去の事件とそれに付随して現在に殺人事件が起きるというのは横溝正史の得意技であり現代のミステリーにも脈々と受け継がれているもの。また、洞窟や鍾乳洞で殺人が起きる
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横溝正史シリーズⅡ「八つ墓村」を久々に観る

1978年TBSにて全5回の放送。説明の必要がないぐらい有名な作品。この作品が劇画化されたことが横溝正史ブームの火付け役となった。原作、映画、連ドラ化とされたわけだが松竹で映画化された際の流行語となった「たたりじゃ~」のインパクトがあまりにも強いためこの横溝正史シリーズⅡでの連ドラ版は意外と評価が低い。出来は悪いことないと思うんだけど。原作を読んだのは小学校高学年ぐらいだったので(角川文庫のカバー
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横溝正史シリーズ「三つ首塔」を久々に観る

1977年テレビ放送版。この頃は「8時だよ全員集合」→「Gメン75」→「横溝正史シリーズ」と8時から10時まで放送されいずれも30%台の視聴率をあげていたのだから隔世の感がある。あらすじと感想ヒロインは真野響子、それにまとわりつくのは黒沢年男。「時には娼婦のように~」と歌うわけではないが、そういったノリでヒロインをいたぶったりもする敵か味方かわからん男。古谷金田一は相変わらず全員ぶち殺されるまで事
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横溝正史シリーズⅡ「女王蜂」を観る

1978年8月に全3回、TBS系列で放送。映画も同年に公開されている。当時の横溝正史ブームの凄さがよくわかる。あらすじと感想ヒロイン大道寺智子は片平なぎさ。「なぎなぎ」と呼ばれてもいなければ堀ちえみをいじめてもいない頃である(ドラマの中の話。念の為)。当然雪姫にもなってないし隠密道中なんてできようはずもない。なんせ島でずっと暮らしてる。明るい笑顔よりどこか儚げな顔の方がよく似合う。この頃から後の2
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