1966年公開の東映映画。
タイトルだけ見れば「十七人の忍者」の続編に思えるが
関連性は全くない。俳優でかぶってるのはちょこちょこあるけど。
DVDもなんも出てないんだよなあ。
時は3代将軍家光が死んで、由井正雪の乱が鎮圧されたころ。
紀州の殿さん(近衛十四郎)が秘かに鉄砲火薬集め将軍の座を狙っていた。
「誰が好き勝手させるか、ボケ!」てなもんだ。
この武器庫を甲賀忍者たち(南原さんリーダー、福本清三さんもいる)に守らせる。
で、松平伊豆守(大木実)がそんなことさしてたまるかという話で
伊賀の服部半蔵(大友柳太朗。無理があるような)とその配下たちに
「潰してまえ、そんなもん」と命令を下す。
で、まあ若頭みたいな立場の忍者(松方弘樹)は
こともあろうに南原さんの娘と恋仲になってる。
ひたすらどうでもいい忍者たちが犬死していって
なんやかんやで伊賀の目的は果たすことができ、
謀反も事前に防げて万事OKという話の展開。
なんだろねえ、面白くないこともないんだけど。
前作に比べりゃスピード感がないというか。
どうでもいい部分が多いというか。
アラカンの実は弘樹のおとっつあんとかいるか?
もっと攻めるもの、守るものの丁々発止が観たいわな。
演出もどこ映しとんねんって感じの部分もあるし。
まあDVDになってないのも無理はないかと。