1981年公開の角川映画。
セーラー服姿の薬師丸ひろ子が
機関銃をぶっぱなした後につぶやく「カ・イ・カ・ン」が話題になった。
冷静に観るとあのシーン結構危ないわな。
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あらすじと感想
親を亡くしたばかりの女子高生が
突然暴力団の組長に就任するというなかなかとんでもない話。
今だったら作るのにいちゃもんつけられそうだ。
しかも就任するだけでなく、麻薬に関する事件に巻き込まれ
敵対する組の本部に殴り込みをかけ機関銃をぶっ放す。
報復されるだろ、どう考えても。
しかしまあ、そんなこと言ってたら話は成り立たない。
何しろ当時バカ売れだった赤川次郎の原作なのだ。
薬師丸ひろ子はそれまでも映画に出てたりしたが有名になったのはここからというイメージが強い。
副組長を演じる渡瀬恒彦に恋心を抱く。
要するに少女の成長物語でもある。
他の出演は風祭ゆき、大門正明、柄本明などなど。
今は亡き相米慎二監督のワンシーン・ワンカットの長回しも話題に。
主題歌も大ヒット。もっとも個人的には「夢の途中」の方が好きだが。
面白いもので薬師丸ひろ子が歌う場合は少女の成長物語で、
来生たかおが歌う場合は少女の成長を見守る男の曲に聴こえる。
音楽ってのはマジックだ。
あの頃ベストテンに同時ランクインしていたような。
映画館もそういや今みたいに入れ替え制じゃなかったからずっと観れたんだよねえ。
今は立ち見で映画経験なんて出来んでしょうな。