時代劇「吉宗評判記 暴れん坊将軍」第67~69話を久々に観る

デアゴスティーニから発売の第23弾。

第67話「大岡越前守 自決す!」

ゲストは工藤堅太郎、宮口二郎、江見俊太郎など。

あらすじ

幕府財政に絡む腐敗を暴こうと
密かに動いていた吉宗と大岡忠相。

ところが、吟味の対象にするはずだった
人物が次々と消されていってしまう。

極秘の探索が失敗した理由は、
忠相がしたためていた覚書を
旧知の郷士・磯川三郎兵衛(工藤堅太郎)に見られたからだった。

三郎兵衛は突然忠相のもとを訪ねてきて
盗み見た覚書に記されていた名前を
老中・阿部但馬守(江見俊太郎)の
用人・浦野瀬左衛門(宮口二郎)に報告していた。

探索が失敗した忠相は
責任を取って切腹することに――という話。


感想

タイトルはどインパクトなのだが、内容は薄味。
ゲストがそれなりな割には、有機性がないというか。
傑作選に収録されるほどのもんではないと思うのだが。

なんといっても三郎兵衛のキャラの使い方がもったいない。
もっとドラマに絡んできてもええやろうに。
悪役ツートップがさすがなだけに、尚更もったいない。

昔馴染みを裏切るって心情の丁寧さがないのかな。
見せ場が無いというか。
何しに出てきたん、アンタ。って感じしかしない。

第68話「涙のにせ訴状」

ゲストは久保菜穂子、有川博、小野川公三郎、田中浩、綾川香など。

あらすじ

上総屋の手代・仙次郎(小野川公三郎)は
主人の一人娘・お千代(三田容子)と恋仲。
祝言も近く順風満帆に見えた仙次郎だが、
突然岡っ引き殺しの嫌疑をかけられ牢屋へぶち込まれる。

数日後、目安箱に仙次郎の事件に関する投書が。
差出人の名は無いが、下手人の名前が書かれていることが
気になった吉宗は城を抜け出して探索することに。

投書を忠相にも見せるが、意外にも忠相は冷淡な態度。
仙次郎は自白しており、取り調べも完ぺきだったと主張する。

納得できない吉宗は、め組の協力を仰いで探索を続行。
すると、意外な真実が浮かび上がってきた――という話。


感想

いろんなところに工夫が感じられる好編。
やっぱり見せ方がいいと、ドラマがくっと深まる感じ。

丸大ハムのおとっつあんのボス感はさすがで、
敏腕与力がその義兄弟って設定がいいですな。

下手人役を頼まれる松造が重久剛一さんとかね。
お馴染みのメンツでも適材適所&層の厚さを感じますな。

久保菜穂子さん=新東宝ってイメージ。
女王蜂シリーズでしたかな、いくつか観た記憶が。

やっぱりドラマの展開のさせ方って大事よねえ。

第69話「名刀 誇りあり」

ゲストは川津祐介、八木孝子、岡村清太郎、浜田寅彦など。

あらすじ

武芸に熱心な備中松山藩主・板倉伊予守(岡村清太郎)に
目をかけていた吉宗は、今日も江戸城で稽古をつけていた。

しかし、藩の実権を握ろうと企む
江戸家老・高畑兵部(浜田寅彦)の存在があり、
それを阻止せんとする藩士たちもいた。

吉宗は山田浅右衛門から名刀を見つけたと聞き、
早速その店を訪れてみると毎日店を訪れる不思議な浪人が。

その浪人の名は岡本左内(川津祐介)といい、
店に飾られた名刀「彦四郎貞宗」の元の持ち主だった。

左内は妻・美津(八木孝子)の病気を治すため、
貞宗を売っていたのだが、いまや貞宗の値は85両という大金。

事情を聞いた吉宗もさすがにおいそれとは手が出せない。
そうこうしているうちに、
金儲け主義の道場主・遠藤一角(小林勝彦)が
貞宗を即金で買い上げていった。

運命のいたずらか、備中松山藩を巡る
代理戦争ともいうべき指南役選びで、
左内は一角と対決することになるのだが、
刺客に襲われて右手を負傷してしまい――という話。


感想

南雲警視、タイムスリップして暴れん坊将軍に登場。
そんなわけはないのだが、カツラ似合わねえなあ(笑)

この上なく話がわかりやすいのでスイスイ観れる。
どんだけ立ち直り早いねん左内、と思わんでもないが。

川津祐介さんは『ザ・ガードマン』とかあるけど、
ダイエット本がバカ売れした記憶が強いなあ。

しかし、ちょっとしか出てこなくても
インパクト抜群な備中屋の汐路章さんはさすが。

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