1984年にザ・サスペンス枠にて放送。
原作は西村京太郎の同名長編ミステリ。
十津川警部は若林豪。下川辰平、岡田奈々、岩城滉一などが出演。
あらすじ
十津川警部(若林豪)の部下・山本刑事(下川辰平)の
娘・真紀(岡田奈々)がブルートレイン『紀伊』から突然失踪。
南紀の上田城町に帰郷している
婚約者・中西(岩城滉一)に会いに向かう途中の出来事だった。
山本刑事は早速南紀に向かい、
中西とともに真紀の行方を追うが、不可解な事件が次々と巻き起こる。
事件の根は10年前に起きた中西の絡むレイプ事件にあった。
現地に向かった十津川警部は、事件の謎をどう解き明かすのか――という話。
感想
原作は以前のブログで書いたように、亀井刑事大活躍篇。
現地に向かわない十津川警部なんて、
クリープのないコーヒーみたいなもんなので、
ドラマではちゃんと現地入り。
亀井刑事は出てこずじまいで、かわいそう。
その分、長さんじゃなかった山本刑事がドラマを引っ張る。
国鉄時代の駅舎や風景が楽しめる。
今となっては、こういうドラマは地域の記録みたいなもんやね。
トラベルミステリーもなかなか現在では難しいけど、
現代ならではのトラベルミステリーを書いてみたい。