2000年TBS系列で松本清張特別企画として放送。
原作は松本清張の同名短編ミステリ。
8度映像化されているうちの7回目に当たる。
主演は田中美佐子&風間杜夫。
袴田吉彦、大滝秀治、斉藤洋介、温水洋一、松金よね子などが出演。
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あらすじ
山口県の山中で白骨死体が見つかった。
被害者は大企業・西島グループ会長(大滝秀治)が
捜索願を出していた愛人・野崎利江(田中美佐子)と判明。
福島県郡山市出身の利江は、
実家の倒産や両親の蒸発後に高校を中退、
単身上京後はホステスとして働いていた。
あるパーティーの席上で会長と知己を得て、
その後は生活がガラリと変わり、何不自由ない生活を過ごしていた。
一方、西島グループの子会社を
首になりかけていた秋葉文作(風間杜夫)。
養子に入った秋葉家では
妻・君江(深浦加奈子)に冷たくされるわ散々な目に。
ところが、グループの創立パーティーで
秋葉は昔半年の間だけ付き合っていた利江と再会。
焼けぼっくりに火がついて関係を持った利江のおかげで、
リストラは免れるわ、本社の部長に出世できるわ言うことなし。
しかし、結婚したいと言い出した利江が
邪魔になって来た秋葉は完全犯罪を目論んで――という話。
感想
前半はものすごくいいんだけど、後半は賛否両論あるような。
住宅販売員の沼田(袴田吉彦)じゃなくて
普通に刑事が捜査していくべきじゃないかねえって感じがする。
そうすると刑事が主人公で描くことになるので、
違った形になってくるのかもしれんけど。
まあしかし、光あるところに影はできるというか、
人間浮かれるとロクなことはねえなあと。
8回映像化されているのは、普遍的な事柄だからでしょうな。
そんなラッキーな知り合いがいりゃ、飛びつきますわね。
オレにはいそうもないが。したがって平々凡々。
ま、ある意味それが一番かもねえ。