1992年土曜ワイド劇場にて放送。
森村誠一の終着駅シリーズ第2弾。
この時は牛尾刑事が露口茂さん。
ゲストは古村比呂、船越英一郎、峰岸徹など。
副題が「信濃大町発7時53分あずさ8号殺意のめぐり逢い ホテル逆密室の謎」。
無駄に長い(笑)
あらすじ
ある夜、信州から上京していた暮坂(福田豊土)という男が、
息子・慎也(船越英一郎)に連絡して電話ボックスを出た直後、
心臓発作に襲われて死亡した。
急いで上京した慎也は、来る途中、宮地由紀子(古村比呂)と遭遇。
姉が半年間音信不通らしい。
警察に行き、牛尾刑事(露口茂)の案内で遺体と対面した慎也。
しかし、父親が持っていたはずの三千万円がない。
三か月後、ホテルで一人の男が殺される。
部屋にあったのはレシートと、クレサカのイニシャルのボールペン。
レシートを手掛かりにスーパーに行った牛尾は、
そこで働く由紀子から、水間(峰岸徹)という作家の作品に出てくる
女性が失踪している姉とそっくりだという。
最初は聞き流した牛尾だが、
由紀子が慎也と知り合いであることを聞き、
調べるうちに水間に疑いの目を向け始める。
しかし、水間には鉄壁のアリバイがあった――という話。
感想
牛尾刑事が水間のアリバイ崩しをどうやるかってとこがポイント。
そのあたりは元ホテルマンならではの発想っちゃ発送。
そんなに驚くほどでもないけれど。
船越英一郎&古村比呂が若いな~ということと、
斉藤洋介、森章二、奥村公延、相馬剛三といった
名バイプレーヤーが顔を見せているところが嬉しいですな。
極めつけは心臓発作で亡くなってしまう父親・福田さん。
パッと見では気づかんかもしれんねえ。
やっぱり、フィルムドラマは雰囲気あってよろしいですな。