水谷豊主演・浅見光彦シリーズ1「平家伝説殺人事件」を久々に観る

1987年9月8日火曜サスペンス劇場で放送。
水谷豊主演の浅見光彦シリーズ記念すべき第1弾。

あらすじ

母親・雪江(乙羽信子)を連れて熊野詣に出向いた浅見光彦(水谷豊)。
東京から高地に向かう船に乗り、那智勝浦で下車して行くコース。
警察庁刑事局長の兄・陽一郎(高橋悦史)が予約した
特等室のおかげで快適な旅かと思いきや・・・船酔いする光彦。

甲板に出て風に当たり、雪江に背中をさすってもらう。
その時、甲板で気分よく酔っている男(松山政路)と遭遇。
男は故郷の高知・相ノ川に向かうのだという。

ところが、しばらくして男の悲鳴が。
酔っぱらっていたから海に落ちたのではという話になり、
男の妻(松田紀美江)は船とめてよーと大騒ぎ。

船酔いも吹っ飛ぶ出来事に光彦は元気回復。
モーニングをバクつき、さあ那智勝浦だ~と降りる時、
前の車で揉めてる男がいた。

それから1年が経ち、船での出来事を忘れかけていた頃、
ニュースを見ていた雪江が光彦を呼ぶ。
マンションで飛び降り自殺した男が、
船を降りる時に前の車で揉めてた当山(吉沢健)だったのだ。

しかも船から落ちた男には合計1億8千万の保険金が支払われていた。

同じフェリーに乗っていた人が二人も変死する奇妙な事態に、
光彦は居ても立っても居られず高知へ調査に向かう。
電車の中で佐和(有森也実)と出会ったことから、
光彦はこの不可思議な事件に大きく関わっていくことに――という話。


感想

一応、佐和が平家の末裔ではあるけれど基本的に平家伝説は関係ない。
要するに保険金殺人を巡るお話で、密室などトリックがメインとなる。

原作同様、佐和がヒロインなのだが
原作の方がよりヒロイン感がクローズアップされてたかな。
だいぶ前に読んだので記憶がええかげんだけど。

有森也実さんは『東京ラブストーリー』で世の反発を一身に背負う前ですな。
本人は全然そんな人じゃないのに、役柄の影響ってのは凄いもんだ。

片桐竜次さんや小野武彦さんなども登場。
共演はいろいろあれど、後の『相棒』などを考えると面白いですな。
この作品から本格的に浅見光彦シリーズドラマとなっていったと思うので、
観ておいて損はないのでは。

記事作成・ライティングに関するお問い合わせ・ご相談

コピーライター育成オンラインアカデミー

最近の投稿

テーマ別

ページトップに戻る