1978年7月放送。シリーズ第4弾。
まだ2時間サスペンスではなく90分時代の作品である。
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あらすじと感想
原作は「緑衣の鬼」。
昔ポプラ社から出てた明智小五郎シリーズで読んだような(たぶん)。
要は探偵小説の古典、イーデン・フィルポッツの
「赤毛のレドメイン家」の翻訳バージョンである。
決して赤毛のアンではない。
原作ではそもそも明智小五郎は出てこんのだが。
物語は影におびえる女性を明智と文代が救うところから始まる。
女性の名は笹本芳枝(夏純子)。
文代の大学時代のテニス部の先輩だった。
なんとまあ都合のいいことで。
最近、不吉な笑い声をあげる不審者が
うろついていると言うので明智くんはホイホイ相談に乗る。
ただの女好きやん。
ほんでもって例のごとく風呂場で
お手伝いの女性がパイオツ丸出しで殺されたり
ブラが透けてる暴れん坊将軍女お庭番2代目になる前の
浅香あき恵じゃなかった朝加真由美が殺されたり
(死体なのになぜか表情がエロい)しながら進んでいく。
財産持ってるオヤジには2代目おいちゃん松村達雄。
歳とった姿しか目にしたことはないがラガーメンだったのだ。
劇団四季出身で早くに亡くなった
荻島真一さんもひたすら叫び、走り回っている。
そんなこんなでラストの事件解決に向かっていくのだが
後に定番となる犯人が明智に抱かれながら愛の告白をして
死んで行くなんて甘いシーンはかけらもない。
なんと明智くん、呪ってやると憎しみのまなざしで見つめられたりする。
突っ込みどころ満載の作品なのだが
(例えばお前どこで着替えてきてん!とか)
なんというかそれも含めて楽しめること間違いなしの作品である。