日活映画「怨歌情死考 傷だらけの花弁」を観る

1973年公開の日活ロマンポルノ。
主演は小川節子。主題歌も歌っている。
DVDのギターは白だが、劇中のギターは青。

あらすじ

地元の夏祭りで歌い、賞をもらった節子(小川節子)。
ところが、地元のどら息子たちに乱暴される。

ふんだくった慰謝料を持って上京。
夜汽車の中でイラストレーターになるため上京の茂(影山英俊)と知り合い、
ギターにイラストと歌詞を書いてもらう。

節子は同郷の邦子(続圭子)のマンションに居候するが、
邦子は男の世話になる日々を送っていた。

節子は美容院に住み込んで歌手の勉強に励むが、
マネージャーと寝てデビューした純子(潤ますみ)に
ギターと歌詞を奪われ「怨歌情死考」と題した曲は大ヒット。

その頃、茂はヌードスタジオの女をケガさせてスケコマシに。
都会の荒波に飲まれ込んだ男女二人の運命は――という話。


感想

ザ・70年代前半って感じの話。
まあ情緒的っていえば情緒的なのだが。
最近話題の映画監督に襲われましたって話に比べりゃ隔世の感がありますわな。

昔やったら節子に共感したけれど
人間歳をとってくると純子のしたたかさも大事よねえって気もする。
真っ正直に生きてりゃ何とかなるってもんでもないからなあ、世の中。
まあそれを理解して、なおかつ何を大事にするかってのが肝要だけど。
相変わらず貧乏だから、どっちかといえば節子と茂側だわね、オレは。

いろんな曲が流れるけど
ちあきなおみ「劇場」はいい曲ですな。モチーフなのかもしれんね。
なんやかやでストーリー性のあるロマンポルノ。

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