宮下順子主演・日活映画「実録阿部定」を観る

1975年公開の日活ロマンポルノ。
監督は田中登、主演は宮下順子。
1936年に起きたいわゆる「阿部定事件」を扱った作品。

あらすじ

東京・荒川の待合旅館に居ついて離れない中年男女。
一人は阿部定(宮下順子)、もう一人は石田吉蔵(江角英明)。

一か月前、定は吉蔵の店で働き始めたがすぐに惹かれ合い、
吉蔵の嫁の知るところとなったのがきっかけで店を出た。

あちこち転々とした上に流れ着いたこの地で二人は昼夜問わず求めあう。
しかしそれも長く続くことは無く、定はある行動に出ることに――という話。


感想

愛人を殺したうえ、そのシンボルを切り取るという
猟奇的殺人事件の先駆けとして知られる阿部定事件。

発生当初からセンセーショナルに扱われたのは有名だが、
迫りくる軍靴の時代のカモフラージュとして利用されたのもまた事実。

いわゆる「エロ・グロ・ナンセンス」の一環だが、
それは現代においてもさほど変わることはありませんな。

ほとんど二人芝居といっていい状況で
当時この役ができたのは宮下順子さんをおいて他にいなかったんだろうねえ。

今でも現役で活躍してますからな、凄い&尊敬。
たくさん出演作を観たけど時代劇は比較的少ないかな?
2時間サスペンスはたいがい観たような気がするけど。
いつまでもお元気で活躍していただきたいですね。
しかし今日も救急車がよく走るねえ・・・

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