デアゴスティーニから発売の全話シリーズ第8弾。
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ゲストは中尾彬、倉野章子、久富惟晴、奥村公延、久地明など。
あらすじ
某国大使館員・カルロスが何者かに射殺された。
現場を目撃したというホームレス(奥村公延)の証言で、
警視庁外事課刑事・志賀(中尾彬)に容疑がかかる。
志賀は関屋警部補と面識があった。
志賀の上司・二宮課長(久富惟晴)は関屋に監視を命じる。
やがてホームレスが毒殺され、志賀に不利な証拠が出て逮捕されることに。
無実を訴える志賀だが、アリバイを証明してくれるはすの
恋人・和江(倉野章子)が意外な証言をして――という話。
感想
なんちゅうてもポルシェ乗り回す中尾彬さんのインパクトが大。
しかしデモに参加して彼女が死んだ過去があって、
よく外事課刑事なんかになれたな(笑)
ま、そりゃいいとして正直開始5分ぐらいで犯人の見当はつく(笑)
なもんで、志賀を疑う関屋が少々無理筋というか、
ある意味バカに見えてしまう気がせんでもない。
久富さんはアランドロンの吹替やってましたな。
次回にも登場する久地さんは、先日亡くなった千葉真一さんの
「やくざ刑事」シリーズでのいろんな役が印象深い。
ブロンソンって役名で出ていたりする。
毎度おなじみ相馬剛三さんは、科捜研の技官で登場。
タバコに青酸カリ入ってましたで~てなもんだ。
奥村さんはやたらとああいう役が似合う。
あれって福井弁なのね。どのあたりがどうとかようわからんけど。
倉野章子さんは「太陽にほえろ!」に出てたような。
なんだったっけ、あのクリスティみたいな話。
「みんな死んでしまった」ってタイトルだったかな。
あの話の方が本作よりいいと思う。
和江の部屋にはいる時、「お邪魔します」と話す草野刑事が礼儀正しいですな。
ゲストは緑魔子、西田健、赤木春恵、森みつる、久地明など。
あらすじ
暴力団同士の抗争が相次ぎ、
事件の背後に密造拳銃が絡んでいることを掴んだGメンは現場に急行。
しかし逃げられるわ、響刑事は足を撃たれるわ踏んだり蹴ったり。
犯人一味も逃げる途中に尾形(久地明)が心臓発作を起こし、
光男(西田健)と克子(緑魔子)はアパートに担ぎ込むが尾形は死亡。
どうしようと考えていると、目の前の病院に担ぎ込まれたのは響刑事。
車いす生活を余儀なくされた響だが、覗き趣味の老婆・トキ(赤木春恵)と知り合って――という話。
感想
説明するまでもなく、ヒッチコック『裏窓』がベースにありますな。
Gメンでも後にやってるし、特捜最前線などいろいろ。
21時で部屋の電話が切れるってのがポイント。
本作の場合、なんちゅうても光男&克子が印象深い。
結構二人のシーンは長回しもあって、見どころ抜群。
和服姿からスーパーマンのGジャンまで着こなす緑魔子さんのセリフ回しがいいやね。
この頃は西田健さんもまだ二枚目の香りがあるというか、
コメディ要素もあって後に特捜最前線で爆弾魔や
テレフォンセックスかます変態性は見当たらない(笑)
確かな演技力あってのことなんだろうけど、役者って大変ですな。
51歳で赤木春恵さんがおばあさん役ってのに驚く人もいるだろうが、
この頃はあながちないこともなかったというか。
本人が25までに結婚して、子どもも25ぐらいで結婚って時代だったし。
なんせ定年が55歳の頃だから。
しかし、ちょっと前の「水もれ甲介」ではオカンだったんだから、
やっぱりかわいそうな気がせんでもない。
そういや原田大二郎さんは息子役でしたな。ぜひ共演してほしかった。
久美ちゃんのオカンが森みつるさん。結構いろんなの出てたような。
毎度おなじみ河合紘司さんは町工場のおっちゃんかな。
枯れた花で終わるのが東映らしさですねえ。
ゲストは児島美ゆき、赤塚真人、小野川公三郎、叶優子、森川正太、堀田真三など。
あらすじ
暴力団・潮興業が大量の覚せい剤を密売するとの情報を得て
張り込んでいたGメンご一統様。
ところが、事務所に警官二人が現れて金を奪って逃走。
きっかけを作ってしまったチンピラ・修(赤塚真人)は
資金取り戻してくるから幹部にしてくれと組長に掛け合った。
そして、修は草野刑事に付きまとい、情報を聞き出そうとするのだが――という話。
感想
現在から過去の話を回想していくGメンお得意の展開。
ロケが多めで、当時の街の様子がよくわかって楽しい。
追跡シーンが迫力満点ですなあ。今じゃできんでしょ。
しかし、映画館の看板がデカいねえ。
ジョーズもあったし、神戸国際ギャングとか。
タワーリングインフェルノもあったし、弾丸を噛めとかえらいマニアックな。
「どぶねずみ」って太陽にほえろでも似たようなキーワードあったような。
時代ですなあ、今やそんな言葉死語に近いもんねえ。
毎度おなじみの方々もいれば、赤塚さんと森川さんの姿が新鮮。
赤塚さんで印象深いのは特捜最前線「新宿ナイト・イン・フィーバー」。
あれ、好きな作品だなあ。今回も負けず劣らずの作品だけど。
『大捜査線 追跡』で刑事役やんのはこっから5年後ぐらいか。
森川さんは青春ドラマのイメージなんだけど、
リアルタイムで観たのは結構時代劇が多かったんだよなあ。
なんやかんやで意外と見どころの多い作品。