1994年公開のアメリカ映画。
監督はベン・スティラー、主演はウィノナ・ライダー。
イーサン・ホーク、チョイ役でレネー・ゼルウィガーが出演。
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あらすじ
総代として大学の卒業式でスピーチしたリレイナ(ウィノナ・ライダー)。
ドキュメンタリーで一旗揚げようと仕事に取り組むが、
現実はTV局のADで裏表ある司会者にボロクソ言われる。
大学時代から仲の良いトロイ(イーサン・ホーク)は
頭はいいけどちょっと斜に構えてバイトを転々としながらバンド活動。
共同生活しているヴィッキー(ジャニーン・ガラファロー)は
卒業後GAPで働き店長に就任。経験豊富な彼女はHIV感染してないかどうか心配中。
トロイの友達サミー(スティーブ・ザーン)は
ゲイであることを親に告白しようかどうか悩んでいる。
それぞれが悩みと葛藤を抱えながら、
明日への希望を持ち続けるなか、リレイナはひょんなことから
MTVの編集局長マイケル(ベン・スティラー)と知り合い、道が拓けるのだが――という話。
感想
公開当時、新感覚の青春映画として話題になった一作。
なんだけど、今観ると「あれ?」という気がせんでもない。
まずリレイナのキャラがどうかなあみたいな。
ナンボナンでもあの暗算できんのはキツくないか。
あとドキュメンタリー作品も
「そりゃ却下されるんじゃね?」って気がするんだな、正直。
トロイはトロイでバンドのシーンが少ないというか
「そりゃアンタ売れへんで」って思っちゃう。
それがリアリティってとこもあんだけど、
やっぱりどっか光ってないと魅力に乏しい。
ある意味GAPの店長になるヴィッキーの立派さが目立つというか。
サミーは空気でしかないし、付け足しみたいに見えちゃう。
全体的にリアリティがあるようでないように感じるとキツいんですな。
後年観ると一番出世したのはゼルウィガー。
最初の方でトロイにメモ捨てられるお姉ちゃん。
ナックの「マイ・シャローナ」はじめ音楽もいろいろ使われている。
もっといつの時代で場所はどこで、とか絞った方がより良かったのでは。
その町ならではみたいな話の方が、合ったのではと思う。
青春映画は簡単なようで難しい。自分の話と思ってもらわんとアカンからね。