1990年火曜サスペンス劇場にて放送。
片平なぎさ主演の小京都ミステリー第2弾。
ゲストは石立鉄男、内藤武敏、森本レオ、加納竜などなかなか豪華。
あらすじ
毎度おなじみライター・柏木尚子(片平なぎさ)と
カメラマン・山本克也(船越英一郎)のコンビ。
飛騨高山を取材中、旧知の志麻(岡まゆみ)のもとを訪れる。
志麻の夫・篠田象山(森本レオ)は無名だが陶芸家としての腕は確か。
名門の茶器の展覧会を催す機会を得た尚子は、
美松デパート専務・西条(石立鉄男)に話を持ち掛けると
デパートではちょうど新鋭陶芸家5人の企画を進めているところだった。
イベントに元カレ・元木(加納竜)が絡むのは気に入らなかったが、
新鋭陶芸家5人の展示に篠田を推薦してもらうべく、
尚子は西条とともに美術界のドン・堂本(内藤武敏)を訪れる。
篠田の作品を高く評価する堂本だったが、
篠田の名を聞いた途端、この話は無かったことにと言い出す。
やがて西条の秘書・令子が飛騨高山で何者かに殺された。
令子は元木と付き合っていると同時に、堂本の愛人だった。
令子は企画展が吹っ飛ぶぐらいの情報を握っていたという。
そしてまた殺人が――という話。
感想
丁寧といえば丁寧なのだが、展開がダルイと言えばダルイ。
いろいろ分散させ過ぎなのかな、有機的な繋がりがないというか。
陶芸なら陶芸、デパートの内情なら内情、
元カレの話なら元カレ、というように幹がどれやねんというのがね。
内容は悪くないけど、もうちょっとやりようがあったような。
出てる人々は結構豪華なだけにもったいない感じ。
ラストはいい感じだけどねえ。