松本清張おんなシリーズ2「馬を売る女」を観る

1978年TBS日曜劇場で放送。
原作は松本清張、主演は倍賞千恵子。
渡辺文雄、財津一郎などが出演。

あらすじ

とある商事会社の社長秘書を務めている星野花江(倍賞千恵子)。
社長の米村(渡辺文雄)は競馬大好きで、有力馬も所有している。

花江は厩舎から米村にかかってくる電話を盗み聞きし、
自分で会員を集めて競馬予想ビジネスを行っていた。

だが、それに気づいた米村は孫請け会社の
社長である八田(財津一郎)に調査を依頼する。

八田の提案で米村はニセ情報を流し、
花江の予想ビジネスはたちまち窮地に。

自棄になってパチンコに興じていた花江に八田は近づく――という話。


感想

原作は結構昔に読んだなあ。
ある意味1時間ドラマのお手本のような作品。

なんせメインの登場人物は花江、八田、米村。
テンポもいいし、話もよくわかる。

ただ、全体的にあっさりし過ぎているような。
遊びがないというかね、きっちりし過ぎというか。

出だしでもう米村が気づいちゃってるのがどうなのかな。
まあ、そうせんと全体が入らんからしゃあないんだろうけど。

要は金だけ貯めて経験がないばかりに
口八丁手八丁の中年経営者に騙された哀れな女…
まあ、その通りなんだけど
もうちょい何かプラスアルファが欲しいような。

そのあたり1982年ザ・サスペンス版はどうなってるのかな。
花江が風吹ジュン、八田が泉谷しげる、米村が高橋昌也。

なんか観てないうちから何となく想像がつく(笑)
尺が倍になることでどういうところを膨らましているのか。
そのあたりを見比べてみたいですな。

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