1995年公開の極妻シリーズ第8弾。
監督は関本郁夫、主演は毎度おなじみ岩下志麻。
鈴木砂羽、宅麻伸、八代亜紀、渡辺裕之、萩原流行などが出演。
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あらすじ
大阪の極道・堂本組の一人娘・きわ(岩下志麻)。
信望厚い姐さんとして親しまれていたが、
おとっつあん(内田朝雄)が引退し旦那の久村(宅麻伸)が
あとを継いでから徐々に風向きが変わってくる。
久村の襲名披露の日、対立する組の男が乱入。
きわを襲うが久村が相手の舎弟を返り討ちに。
組長に罪を背負わせるわけにはいかないと
幹部(渡辺裕之)が泥をかぶり、きわも傷害罪でムショ入り。
相手と和解するためにきわと久村は離婚。
出所したきわはアパート暮らしで普通のおばちゃんに戻った…わけがない。
ある日、おとっつあんは何者かに殺される。
対立している組かと思いきや、利権を一手に握りたい久村の新しい妻(鈴木砂羽)の画策。
極道の筋を通すため、きわは再び修羅の世界に戻っていく――という話。
感想
これも形を変えた昔ながらのいいとこ話。
ある意味ミステリー仕立てなのは脚本が『特捜最前線』塙五郎さんだからか。
ラストの方なんざ『第三の男』の変形バージョンか。
はたまた『ロング・グッドバイ』の変形か。
悪くはないのだが、この頃になると岩下志麻以外の小粒感が目立つ。
夫に宅麻伸ってのはピンとこんわなあ、正直。
内田さんの登場は古いもん好きとしては嬉しいけどね。
やっぱり殺されるんかいって感じだが。
鈴木砂羽さんは頑張ってますけどね。いい女優さんだよね。
まあ岩下志麻フィーチャーしていくしか手立てがないというか。
その方が合ってんだけどね、実は。
フィーチャーしてマシンガンと拳銃持たせてぶっ放す。
マンネリと言われようが何しようがそっちの方がスッキリはする。
ものづくりってのはいろいろ難しい。