1972年公開の日活時代劇ロマンポルノ。
ロマンポルノ一周年を記念して作られた時代劇作品。
出演は小川節子、サリー・メイ、片桐夕子、田中真理など。
Auto Amazon Links: プロダクトが見つかりません。
あらすじ
時は八代将軍吉宗の時代。
大奥で突如勃発した江島(田中真理)生島事件を思わせる騒動。
役者を大奥に引き入れた濡れ衣でお年寄・藤尾(二条朱実)と
おこう(片桐夕子)は制裁を受けたうえ、江戸城を叩きだされる。
あとに残ったおちせ(小川節子)らは藤尾の無実を晴らすため、
竹川(花柳幻舟)らの企みを暴こうと奔走するのだが――という話。
感想
暴れん坊将軍ならぬ暴れん棒将軍のお話(笑)
ま、どんな名君でも色は好みますわな。
一説によると吉宗ってブサイク好みだったって何かで読んだような。
ま、それはいいとしてメインは一周年ということで
ロマンポルノ女優陣はいろいろ出てくるわけだが、ほとんど顔見せ的な要素でしかない。
田中真理なんか冒頭しか出てこない。セリフないし。喘ぐだけ(笑)
話の方はといえばこれが時代劇エロサスペンスというか。
サスペンスとエロの相性はいいですわな。そこに時代劇が加わればいうことなし。
このあたりは監督・林功、脚本・新関次郎って大工原さんと松本さんの変名やったかな。
要するに「大江戸捜査網」を作ってた人達の熟練の技が込められているわけである。
こういう時代劇ロマンポルノも作れてたってことが割と重要なわけで。
今じゃなかなかこういうもんもできませんわね。東映とはまた違う日活の良さというかな。
正直サリー・メイとか花柳幻舟とかの方が目立つけれど。
花柳幻舟ってなかなかファンキーというかアナーキーというか
ヘビーな人生を送った人だったけどねえ。
サリー・メイに至ってはいつ亡くなったかもようわからんとされている。
ま、そういう人たちの記録として思いをはせながら見るのも一興では。
なんせコロナで外出控えなきゃいかんからねえ。