1962年製作のアメリカ映画。
原作はピューリッツァー賞を受賞した同名の作品。
主演はグレゴリー・ペックで彼が演じたフィンチ弁護士の姿は、
アメリカの良心を表すヒーローとしていまだ根強い人気を誇っている。
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あらすじ
妻を亡くしながら2人の子どもを育てているアティカス(グレゴリー・ペック)。
彼はその人柄で周囲から篤い信頼を得ている町の弁護士だった。
ある日、アティカスは白人の婦女暴行事件で容疑者にされた黒人の弁護をすることに。
人種差別が根強く残る南部の町で、黒人の弁護を引き受けたことから
アティカスだけでなく2人の幼い子供にまでさまざまな困難が巻き起こる――という話。
感想
アカデミー賞主演男優賞、脚色賞、美術賞の3部門を受賞。
人間の良心とは、正義とは何かを描いた名作として名高い本作。
確かにそうなのだが、やっぱり何回観てもいまいちピンとこない気もする。
その理由の一つとして成長した娘が当時の出来事を振り返る回想形式にしていること。
回想形式ってグッとノレないところあんだよねえ。
抑えたタッチの演出も好みの分かれるところで、
ぐいぐい来る演出(例えば「Z」みたいな)を好む人には合わないかも。
あと良くも悪くもアメリカ的というか。
宗教を規範にしたものの見方というか。
こういう映画を見て「差別しないことの大事さがわかりました!」
とかすぐ言うやつがおるけど、そういうのに限ってコロナで大騒ぎするような気がする(笑)
何を言うかではなく、何をするかが人間大事だわな。
しかし、情報化社会といっても情報があふれてるだけで
キャッチできるかどうかは別問題ですな。
無観客や言うてんのに競馬場に来るとか。
そりゃ振り込め詐欺も無くならんでと思うもの。
内容はすごく好きなんだけど、見せ方が自分には合わんなあと感じる作品。