笹沢左保原作・菅原文太主演映画「木枯し紋次郎」を久々に観る

1972年公開の東映時代劇映画。
監督は中島貞夫、主演は初時代劇の菅原文太。
伊吹吾郎、渡瀬恒彦、小池朝雄、江波杏子などが出演。

あらすじ

上州無宿の紋次郎(菅原文太)。
兄弟分の左文治(小池朝雄)の一家に身を寄せた時、
左文治がお夕(江波杏子)を犯そうとした仙松を斬ってしまう。

左文治が病床の母を思う気持ちを聞いて
紋次郎は身代わりになることに。

三宅島で過酷な労働に従事する紋次郎。
島抜けを計画している男女と知り合うがその気はない。

ところが新入りの流人・亀蔵(西田良)から意外なことを聞かされる。
左文治の母は何カ月も前に死亡しているというのだ。

紋次郎は島抜けに参加し、困難を潜り抜け左文治のもとに向かう――という話。


感想

中村敦夫主演のテレビシリーズヒットを受けて製作された映画。
時代劇映画が傾いてというよりほとんど無かった時代、
新機軸を求めて各社取り掛かっていた頃であった。

原作は木枯し紋次郎の名作「赦免花は散った」。
時代劇初出演の菅原文太だが、それがかえってよかったのかも。

様式美とかそういうのと無縁な感じで、
足場の悪いとこでの殺陣なんかそれまでの時代劇とはずいぶん違う。

原作の感じはテレビより映画の方が出ているような気が。
相変わらず小池朝雄大先生は最後にはぶった斬られる。
何回観ても江波杏子は違うような。

悪いというわけではなく、こういうのには合わないというか。
タイプってもんがあんのよね、何でも。

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