大映映画「ザ・ガードマン 東京用心棒」を観る

たまたま見つけた「ザ・ガードマン 東京用心棒」を観た。
去年亡くなった宇津井健さん主演の
かつての大ヒットドラマの映画化作品。
宇津井さん、一度授賞式でお見かけしたことあるけど
腰の低いいい感じの人だったなあ。用務員みたいな感じ。

あらすじと感想

内容は・・・はっきりいって恐ろしくチープ。
貿易商のネルソンなる人物の警備をするガードマン。
しかしネルソンは何者かに拉致される。
ネルソンの部屋からダイヤを詰めた
ゴルフボールが発見され驚くガードマン。
「こいつ密輸やっとったんけ!」(言ってないけど)。

ちなみにガードマンメンバーは、
自動車レース大好き藤巻潤(この人が出た
特捜最前線「地下鉄・連続殺人事件!」は名作)、
ミスター平凡グランプリ倉石功、
近藤課長中条静夫(この人がいないあぶない刑事は観る気がしない)、
いつ見ても身体悪そう五郎兵衛稲葉義男。

一方、リーダー宇津井さんは飛行機の中で
出会ったクラブのママに一目ぼれ。
通い続けるのだが密輸に関連した
組織の巣窟だと目を付けていた(いつからか知らんが)。

で、ママの兄貴待田京介を尾行する宇津井さんだが、
ライフルの名手ジョージに待田京介あえなく射殺。
それも結構都心のど真ん中で(のはずなのだが、
カットによっては工事現場にしか見えん)。

何がすごいっていろんな映画情報サイトを全部見たわけではないが、
ストーリーとして書かれている内容と映画の内容が実際観てみると違う点だ
(しかも結末まで記入されているのでご注意くださいときたもんだ)。

ネルソンが変死して以降、話が全然違う。
サイトでモーターボートに乗って逃げるとか、
宇津井さんがヨットに監禁されているとか書いてあるけど大間違い。

海なんかちっとも出てこない。

青い海どころか枯れたすすきの中を走って逃げているだけ。
しかも散々逃げたあげく、
なんとバス停を見つけ「あと5分でバスが来る」って
あんたらヘリに追いかけられてんのよ機関銃で撃たれながら。

なんちゅうのどかな。

そんなことをしてるから一緒に逃げてた
クラブのママがヘリに撃たれる。

「大丈夫か!」(どう見てもあんたのせいだ)。

ここでようやく拳銃を取り出す宇津井さん(もっと早く出せよ)。
ちっこい銃でヘリに向けてぶっ放す。
そしてなぜか当たる!(主役は何やっても当たるのよ)。
めでたしめでたし。

しかしサイトの情報なんてええかげんなもんである。
おそらく撮影前のなんかの情報誌から
ストーリーを引っ張ってきたんかもしれんが、
せめてストーリーは観てから書けよ。

こんなチープな作品なのでDVD化されてないのも変に納得。
今度はテレビシリーズをきちんと観てみたい。

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