1968年公開の東映映画。
この後シリーズ化される温泉芸者シリーズ第1弾。
石井輝男監督らしからぬ?艶笑喜劇に仕上がっている。
Auto Amazon Links: プロダクトが見つかりません。
あらすじ
舞台はとある北陸の温泉街。
大繁盛のあんま芸者の置屋「浜中」。
千代(橘ますみ)、富丸(三原葉子)らが
お座敷に突入し、自慢の技で男どもを昇天させていく。
ところが、温泉芸者たちの方は収まりがつかない。
ある日、旅館で鉢合わせし二大勢力は
野球拳で試合したり、ふろ場でかち合ったりと揉めまくる。
それに喜ぶブルーフィルム業者。
しかし、女たちにばれてえらい目にあってしまう。
千代は診療所の先生(吉田輝雄)に恋心。
温泉街の大騒動と千代の恋の行方はどうなるのか――という話。
感想
温泉芸者シリーズ第1弾。
後に東映ピンキー映画のヒロインとなる
池玲子や杉本美樹はまだここにはいない。
大広間での野球拳対決が何とも圧巻。
権力者を演じる上田吉二郎の怪演も注目。
芦屋雁之助始め喜劇人も豊富。
エロ×コメディの話なのだが、
やっぱりこの時代の作品には
ある程度バイオレンスも欲しいわなあと思う。