1971年公開の東映映画。
時代を感じるというか何というかトンデモ映画。
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あらすじ
関西の女番長グループ「アテネ団」。
なぜだか全員並んで仁義をきるこのわけわからん
グループのリーダー・玲子(池玲子)の美貌に
メロメロの地元の愚連隊連中。
そして勢力拡大にこれらの連中を
利用しまくる秋本組組長(安部徹)。似合うなあ。
で、この秋本組にいる刑務所帰りの土居(天知茂)。
足を洗おうとしていた土居はヘタうった玲子を助ける。
それですったもんだありまして、
よくあるパターンだが天知茂は殺され、
ふざけんなよボケてなもんで玲子らの逆襲が――という話。
感想
まあいろいろわけわからんシーンのオンパレード。
なんちゅうても極めつけはオートバイセックス。
イッたらストップで、そこまでの走行距離で勝負って。
スピードによるやろ、そんなもん。
監督は「トラック野郎」鈴木則文だが
なんかのインタビューで実際あった話と答えていたような。
ほんまかいな。
アテネ団に入りたい女(渡辺やよい)がおって
最初にやることが「自分で処女膜破ること」とかめちゃくちゃ。
そういや処女膜再生法とかあったっけ。
てな感じの話なのだが
それを一生懸命やってる面々が何とも豪華。
池玲子、賀川雪絵、杉本美樹。
このテの映画の初期に欠かせない人たち勢ぞろい。
そこに毎度おなじみ渡辺やよいに
小松方正、安部徹、名和宏ら悪役重鎮の方々。
さらに若かりし片桐竜次、成瀬正孝。
弓恵子、山城新伍、左とん平、由利徹、大泉滉。
そしてピーターに天知茂。
いやはや豪華だ。
スタッフも鈴木則文以下、
カメラは古谷伸、美術は井川徳道、音楽は鏑木創。
こうした方々がまじめに(かどうかはわからんが)
こういう映画も作ってたというのはある意味凄いこと。
これ第一弾だからねえ。連打できる体力が撮影所にあったんでしょうな。