1971年製作のシリーズ第5弾。
Auto Amazon Links: プロダクトが見つかりません。
あらすじ
退役軍人のホリスター将軍(エディ・アルバート)。
今では建築会社を経営し、海軍と取引きしていた。
彼は軍のダットン大佐と組んで金を横領していたが
すべての契約の再チェックが行われることになり
発覚を恐れたダットンは国外逃亡を図る。
ダットンの弱腰を許せないホリスターは彼をある方法で殺害。
ところが、セイリングに出ていたヘレンに目撃されていた。
連絡を受けたコロンボは捜査にあたるが――という話。
感想
初期の中でもっともイマイチな作品と言えるかもしれない。
いつ観てもそういう感想がまず頭に浮かぶ。
まずなんぼなんでも45口径を至近距離でぶっ放したら
血は飛び散るしいろんな証拠が嫌でも残るハメとなる。
コロンボが登場して「犯人はあなたですね」と告げて
逮捕して出てったらなんぼ倒叙ものでも30分かからない。
そんな話一つぐらいあってええかもしれんが。
犯人が犯行隠すのに失敗ばかりしました、みたいな。
この他、レプリカの銃に関するくだりも
ホリスター将軍のキャラと合わない感じでイマイチ。
悪役のエディ・アルバートなんかムカつく演技で素晴らしいけど。
「ロンゲスト・ヤード」でも憎々しい刑務所長役やってましたわな。
あの名作「ローマの休日」ではいい感じのカメラマンだったけど。
そう考えると役者って凄いねえ。
あとヘレンのキャラクターも悪くないし。
コロンボというなんぼ優れたキャラクターを擁していても
脚本がイマイチだと決していい作品にはならないことを教えてくれる。