明智小五郎美女シリーズ1「氷柱の美女」を久々に観る

1977年放送の記念すべきシリーズ第一弾。
原作は江戸川乱歩「吸血鬼」。
ゲストは三ツ矢歌子、菅貫太郎、松橋登など。

あらすじと感想

冒頭から釣りをしている明智くん。
ロクに働くつもりがないのはシリーズ最初からの伝統だったのね。

そして見上げると三ツ矢歌子が。
ナレーションで美しいだの魔性だの言いたい放題。

仕事をせんか、仕事を。

で、菅貫太郎VS松橋登の毒入りワイン対決があったり
三ツ矢歌子の息子が誘拐されたりしているうちに明智くんの出番。

ま、普通に観てたら誰でも犯人わかるんだけど。
そういや文代って原作では明智の嫁はんだよねえ。
したがって他の美女に惚れるわけがないのだが
そんなこと言ってたらシリーズが成り立ちませんわな(笑)

さらに三ツ矢歌子と息子は棺桶に入れられ
火葬場で焼かれそうになったり散々な目に遭う。

シリーズも最初なので相手を挑発して
ぶん殴ったりする明智くんはかなりレア。

なんちゅうか全体的に退屈。
そもそも容疑者が極端に少ないのでミステリとしての楽しみゼロ。

菅貫太郎と松橋登はこういう役似合うなあとは思うけど。
荒井注の浪越警部も第1弾はでてこんしね。
五十嵐めぐみもこの時はボーイッシュな感じはしない。髪長いし。
大和田獏の小林少年はないわなあ。これ1作で終わるのも無理はない。

明智がピンチに陥らないのもマイナスポイントだし。
このあたりのいろいろな反省点が次の傑作「浴室の美女」を生んだのかもね。

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