小泉今日子主演大映ドラマ「少女に何が起ったか」を久々に観る

1985年にTBSで放送されてた大映ドラマ。
息の長い活躍を続ける小泉今日子の初主演連続ドラマだった。

あらすじと感想

北海道の漁村で育ったキョンキョンが
母親の死をきっかけに自分の出生の秘密を確かめるため上京する。
それでまあ亡き父の娘であることを証明するため、
迫害を受けまくりながらもピアニストを目指すお話。

出演はキョンキョンの他、
辰巳琢郎、賀来千香子、柳沢慎吾、辺見マリ、高木美保。
さらに大映ドラマ御用達ですかアンタらはみたいな
宇津井健、長門裕之もおるし極めつけはわかめラーメン石立鉄男。

なんせこのわかめラーメンがかますセリフが有名。
とにかくことあるごとにキョンキョンに向かって

「おい! 薄汚ねぇシンデレラ!」

と言いまくるためにご丁寧に深夜12時にやってくる。

登場の仕方も毎回独特で
ドアを壊さんばかりの勢いで入ってくるときもあれば
気配を消して入ってきたり悪徳刑事というより犯罪者である。
これはなにハラスメントになるんだろうねえ。
夜中の12時にピアノの練習してる方もどうかと思うが。

助けとんのか何なのかよくわからん宇津井健さんの存在も
大映ドラマらしいといえばらしい。
ただまあ、全12回なので荒唐無稽さは他にくらべりゃやや薄いか。
もっと「なんじゃそりゃ!」みたいな展開になるのは珍しくなかったし。

なかにはそもそも書いてる脚本家が
誰が犯人かわからないなんて作品もあった。

主題歌は東京JAP「摩天楼ブルース」。
懐かしい。よくカラオケで歌ったなあ。
ドラムを叩いているのはDJ赤坂さんである。

ま、やるだけやって最後は強引すぎるぐらい強引に
いい話に持ってくのが大映ドラマの伝統でもあるが
それはここでも踏襲されておりまして、
ある意味お約束ともいうべき最終回を迎える。

しかし……DVDのパッケージはなんであんな感じなんだ?
みんな仲良く映ってたらバレバレじゃねーかと思うのは
自分だけだろうか、と余計な心配までしてしまいますな。

記事作成・ライティングに関するお問い合わせ・ご相談

コピーライター育成オンラインアカデミー

最近の投稿

テーマ別

ページトップに戻る