2001年出版の作品。
2004年にTBSで映像化。
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あらすじ
持田は釧路湿原のタンチョウサンクチュアリで働く独身男。
そこにボランティア志願の白井香織という謎めいた美女が現れる。
一方、十津川警部は東京で起きた殺人事件の捜査のため釧路に。
捜査の参考人として香織に接触するが、なぜか彼女は失踪。
香織の過去に何があったのか? そして香織の本当の目的とは?
十津川達が行った捜査の果てに見えた真実とは――みたいな話。
感想
なんちゅうか「四つの終止符」など初期ヒューマニズム作品の香りが漂う。
ミステリとしては正直どってことないが、読後感は抜群にいい。
シリーズだとたまにはこういう作品もありですな。
映像化では持田が十津川のかつての部下という設定に変更。
好きだねえこういうやり方。俺だったら嫌だけど。
演じるのは的場浩司。香織は床嶋佳子。これはイメージに合うね。
原作にもドンパチはあるが、映像作品でもカーチェイスがある。
タンチョウヅルの映像が美しく、2時間サスペンス好きにはいいかもね。
ミステリ好きにはどうかと思うが。