ドラマ原作・和久峻三「蝮のようなレディ」を読む

1987年出版の本格ミステリ。
もともとは「野生時代」に連載されたもの。
1989年にTBSでテレビドラマ化。
出演は范文雀、鳥越マリ、金田賢一、高瀬春奈など。

あらすじ

脱税容疑などで捜査中だった産婦人科院長が
病院に作ったヌード撮影用のスタジオで死体となって発見された。

スタジオは内側から掛け金がかかった状態の完全な密室。
遺書らしきものも発見され、自殺と他殺両方の面で捜査が開始された。

まず、直前にまでいたと思われる
ヌードモデルの行方を追うが見当がつかない。

そうこうするうちに今度は院長の屋敷で妻の愛人が殺され、
中学生の次男の家庭教師・瑛子が疑われることに。

しかし、瑛子が留置所にいる間に妻が殺された。
3つの殺人はいずれも密室状態。
呪われた屋敷には長男、長女、次男、家政婦2人に使用人1人。

いずれも怪しい点はあるが、決定的なものはない。
長男が頼んだ弁護士によって釈放された瑛子は事件を追うが――という話。


感想

予想より面白い。
密室トリックは取り立ててどうということはないけど、
ミスリードの上手さはさすがという感じ。

瑛子のキャラクターが結構面白いし、
その他のキャラもわかりやすくていい。
しかしこんな産婦人科院長、よく経営が成り立ってるな。

ドラマはどんな感じなんだろ。設定は違うだろうねえ。
瑛子が范文雀さんで弁護士が金田さんなのかな。
なかなか観る機会はなさそうだが、機会があれば観てみたい。

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