1979年出版のデビュー作。
スケールの大きさが魅力のハードボイルド。
ていうか冒険小説と言うべきか。
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あらすじ
時は1977年。
メキシコ保安局の依頼で無法地帯に逃げ込んだ
反体制派指導者4人を抹殺した非合法員・神代。
ところが、初仕事の仲間・グエンに報酬を持ち逃げされる。
頭に血が上った神代はもう一人の仲間・ボルマンと共に
グエンを追うが、行く先々で何者かに命を狙われる。
メキシコからカリフォルニアまでグエンを追う中で、
ボルマンは命を落とし、裏切りなど高い壁のオンパレード。
無実の女殺しで追われる中、インデアンとの奇妙な友情も。
組織の非情な掟により、命が風前の灯火となるが――という話。
感想
面白い。最近読んだ中で一番。
やっぱり冒険小説、ハードボイルドは男のロマンがある。
神代といえば特捜最前線が真っ先に浮かぶ。
ロマンスグレーの二谷英明の姿が。
リーは今何をやっているんだろう。
しかしまあ、こんだけ主人公のセリフに「!」マークが多かったり、
感情豊かにボロクソ言いまくるのも珍しいのでは。
こういうのをやってみたい。