1984年出版の作品。
表題作と「特急しらさぎ殺人事件」
「振り子電車殺人事件」の計3編を収録。
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あらすじ
表題作は踊り子5号に爆弾を仕掛けたとの電話が入る。
緊急停車を行い、車内点検したところ
発見したのは爆弾ではなくナイフが刺さった男の死体。
殺された男はサラ金会社の社長。
容疑者は浮かぶものの鉄壁のアリバイが――という話。
1991年に土曜ワイド劇場で映像化。
ゲストは白都真理、下条アトム、七瀬なつみなど。
観てないからわからんけど、
まあ原作よりは女性をフィーチャーするでしょうな。
定石としては。
「特急しらさぎ殺人事件」は
月曜に起こる謎の無差別連続殺人の話。
それが警視総監を狙う話にエスカレート。
まあしかし、不条理な事件が増えているが
イカレてるもんを正常なルールで裁こうってのが
どだい無理な話だと思うんだけどねえ。
精神鑑定なんて何の意味があんのかね。
またそれを野放しにすることの
どこがバリアフリーと言えるのだろうか。
「振り子電車殺人事件」は
河合奈保子が昔やってた火曜ミステリー劇場の
シリーズの中の原作作品。
当時は毎日2時間サスペンスやってましたわな。
質は様々だったけど。
この作品のアイデアはなるほどと思える。
いずれも短編というよりは中編の作品集。