2007年出版の作品。映像化はまだなし。
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あらすじ
製薬会社の元研究室長・佐伯。
彼は心臓病の特効薬を開発したが、
副作用で死者を出した責任を取って会社を辞めていた。
その佐伯が特別天然記念物を無断採取した罪で突然逮捕される。
彼の娘・加奈子が身元引受人となるが父親の態度に疑問を持つ。
一か月後、佐伯が何者かに刺殺された。
捜査に動いた十津川警部は今回の殺人事件の根っこは
遠野にあると判断し現地に赴くが――という展開。
感想
だるい展開が続き真ん中でヒートアップし、
特にどうということはなく終わっていく話。
ここ面白いなあと思ったのは、薬に関する部分。
まあ確かに対処療法にしか過ぎない西洋医学より
免疫力を高める漢方など、東洋医学が見直されてるのは事実。
だからといって万能なもんはないのよねえ。
薬の種類が多すぎるってのは確かだけど。
そこの会話の部分は結構面白い。
他はまあ……遠野伝説ってそもそもどういうもんなんだろね。
ま、まだまだ神秘的なことは世の中ありますわな。