横溝正史シリーズⅡ「夜歩く」を久々に観る

1978年夏にTBSで放送。全3回。あらすじと感想原作は1948年発表で「本陣殺人事件」「獄門島」に続く金田一長編第3弾だった。小学生の時、角川文庫のカバーの怖いやつで読んだ。タイトルの通り美女が夜歩いてる絵なんだけどまあ怖い。でも読んだ時はラストが衝撃的だったなあ。そんなのあり? と思った記憶が甦る。さて、ドラマの方だが他の作品に負けず劣らずメンバーが濃い。特に男連中がなかなかエグい。谷隼人、村
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山本薩夫監督・大映映画「スパイ」を久々に観る

1965年公開の大映映画。ベトナム戦争の激化、日韓条約問題など緊迫した政治状況を背景に韓国のスパイ活動を暴露した珍しい作品。あらすじ社会部記者の須川(田宮二郎)は密入国者収容所から脱走した韓国青年・李(山本學)の事件を追って長崎県大村市へやってきた。すると、脱走当日に謎の警部が訪れていたことを知る。警察庁にその名前の人物はいないのだ。疑惑を深めた須川は謀略事件ではないかとにらむ。その頃、山谷のドヤ
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山本薩夫監督・山崎豊子原作映画「華麗なる一族」を久々に観る

1974年公開の日本映画。金融界の聖域である銀行、背後で暗躍する政財界の黒い欲望を暴いた社会派映画。レッドパージで撮影所を追われた山本監督が、25年ぶりに東宝撮影所に復帰し手掛けた大作。あらすじ志摩半島を一望できる観光ホテルのダイニング・ルーム。華やかな正月を迎える人々の中でもひと際輝く人たちがいた。関西の財界にこの人ありと知られた阪神銀行頭取、万俵大介(佐分利信)とその家族たちである。金融再編成
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伝説のアクション映画「ジーンズブルース 明日なき無頼派」を久々に観る

1974年公開の東映映画。主演は渡瀬恒彦、梶芽衣子のコンビ。監督は中島貞夫。タイトルはジーンズブルースだが、登場人物誰もジーンズはいてない(笑)さすが東映。他の映画会社ではマネできない。あらすじと感想主題歌は梶芽衣子「ジーンズぶるうす」。何でひらがなやねん(笑)それはさておき内容はといえば要は日本版ボニー&クライドですな。マンションの一室で売春のチーママみたいなことをやってる聖子(梶芽衣子)がオー
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山本薩夫監督・大竹しのぶ主演映画「あゝ野麦峠」を観る

1979年公開の大ヒット映画。その要因となったのは女工たちの苦労を単に「女工哀史」的に描くのではなく彼女たちにも青春があり、輝いた瞬間があったというように喜びも描いたところが大きかった。エンターテインメント作品としても今日に影響を与えている。特に群衆シーンは抜群に上手い。あらすじ時は明治36年2月。飛騨から野麦峠を超え信州諏訪に向かう少女たちの集団。毎年、わずかな契約金で100名以上が製糸工場に働
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伝説のアクション映画「鉄砲玉の美学」を久々に観る

1973年公開のATG映画。頭脳警察の音楽が印象的。タイトルもストレートでかっこいい。主演は渡瀬恒彦、監督は中島貞夫。あらすじと感想渡瀬恒彦・杉本美樹コンビっていいよねえ。やくざ映画というよりは青春映画というか。滅びの美学というか。なんせドンパチがそう派手にあるわけではない。ていうか、ほぼない。上部団体同士の抗争もない。要は100万円につられて組の鉄砲玉として宮崎に行き好き勝手すらできずに外に出る
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松方弘樹主演映画「893愚連隊」を久々に観る

1966年公開の東映映画。任侠映画が大ヒットしている時代にある意味アンチテーゼといえるチンピラを主人公にした映画。あらすじと感想監督・脚本は中島貞夫。出演は松方弘樹のほか、天知茂、高松英郎、三島ゆり子、ケン・サンダース、荒木一郎、近藤正臣、宮園純子など。今日からみれば結構豪華な面々が揃っている。冒頭からチンピラ感満載。京都駅の表で松方弘樹が叫ぶ。「金閣寺方面、どないだ」要は白タクである。ま、このよ
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山本薩夫監督・市川雷蔵主演映画「忍びの者」を久々に観る

1962年公開の大映映画。それまでどちらかといえばキワモノ映画だった「忍術映画」の流れを変えた画期的な作品。その後の忍者映画流行の先駆けとなり大ヒットした。あらすじ時は戦国末期。伊賀の国にいる石川五右衛門(市川雷蔵)は百地三太夫(伊藤雄之助)の配下の忍び。位的には最下層だった。その頃、天下を狙う織田信長(城健三朗=若山富三郎)は宗門の掃討を続けていた。それに対して三太夫は配下に信長暗殺を指示。さら
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伝説のカルト映画「戦後猟奇犯罪史」を観る

1976年公開の東映映画。「ウィークエンダー」のパクリとしか思えない出だしで悲惨な事件が紹介されていく。もちろん語り手は泉ピン子。まずリポーター泉ピン子が紹介する事件とは……舞台は福岡県行橋市。髭を剃られながら西本(室田日出男)は理髪店の女店主のケツを触りまくる。しかし、これが結構な代償となってしまう。女店主に借金を申し込まれたのだ。さあどうしよとなり、結局強盗殺人。血まみれのお金を彼女に渡す西本
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テレビ時代劇「大岡越前 第5部」を久々に観る

1978年に放送されたシリーズ第5弾。全26話。三次役は松山英太郎ではなく弟の松山省二。和田浩治演じる風間駿介の登場、お花が遠藤真理子に変わるなどが特徴。あらすじと感想主な登場人物は次の通り。大岡忠相→加藤剛  雪絵→宇津宮雅代榊原伊織→竹脇無我風間駿介→和田浩治村上源次郎→大坂志郎  辰三→高橋元太郎大岡忠高→片岡千恵蔵   妙→加藤治子猿の三次→松山政路  お花→遠藤真理子徳川吉宗→山口崇高坂
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