山崎豊子原作・山本薩夫監督映画「不毛地帯」を久々に観る

1976年公開の日本映画。原作はいわずと知れた山崎豊子。当時まだ第3部以降はサンデー毎日に連載中だった。あらすじと感想シベリア抑留11年、飢えと拷問の監獄、それに続く過酷な収容所の中を生き抜いた元大本営参謀の壱岐正が、日本に帰って来た後の第二の人生は好まざるも商社に入り日本の経済復興に尽くすべく2次防の主力戦闘機、ラッキード、グラントの熾烈な商戦に巻き込まれていく。「不毛地帯」とはよく言ったもので
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感動の名作ボクシング映画「チャンプ」を久々に観る

1979年のアメリカ映画。監督は「ロミオとジュリエット」「ブラザーサン・シスタームーン」のフランコ・ゼフィレッリ。イタリアからハリウッドに渡っての第1作だった。あらすじかつてのボクシング世界チャンピオン・ビリー(ジョン・ボイト)は妻(フェイ・ダナウェイ)と別れてからツキに見放されまくり。タイトルを失い、今では一人息子とどうにか生活。しかし息子はパパと呼ばず「チャンプ」と呼び再び父親が世界チャンピオ
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伝説の戦争映画「特攻大作戦」を久々に観る

1967年のアメリカ映画。監督は個性派ロバート・アルドリッチ。あらすじと感想舞台は終戦1年前の1944年。リーダー役がやたらと似合う少佐リー・マーヴィンはアメリカ軍司令部から「凶悪犯12名集めて秘密特攻作戦できるように育てろ」と指令を受け人を集める。囚人には2つの選択肢が。「特攻作戦に志願」それとも「このまま死刑執行されたい」か。当然のごとく志願兵となる12人の囚人達。かくして地獄の訓練が始まるの
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伝説の復讐劇・フランス映画「追想」を久々に観る

1975年のフランス映画。監督は名作「冒険者たち」のロベール・アンリコ。「追想」といえばイングリッド・バーグマンの作品を思い浮かべる人も多いがそれとは違う。本作は甘い恋愛ドラマかと思いきや血みどろ復讐ドラマ。あらすじ舞台はナチス支配下のフランスのある町。外科医の「ニューシネマ・パラダイス」フィリップ・ノアレは娘と再婚相手の「離愁」ロミー・シュナイダーと幸せな暮らし。ひと頃と違いナチスの支配も終わり
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伝説のコメディ映画「M★A★S★Hマッシュ」を久々に観る

1970年のアメリカ映画。ベトナム戦争泥沼化時の公開とあって米軍が難色を示したという伝説のブラックコメディ。あらすじと感想原作は軍医として朝鮮戦争に参加したリチャード・フッカーが自分の体験をもとに書いた同名の小説。この時期「パットン大戦車軍団」もあったわけだが興行的には「マッシュ」が圧倒した。制作費300万ドルで興行収入8000万ドル超え。主人公の軍医ホークアイを演じるドナルド・サザーランドや同僚
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名作映画「アルジェの戦い」を久々に観る

1966年イタリア・アルジェリア合作映画。あらすじと感想アルジェリアといえば現日本代表のハリルホジッチがサッカー代表を率いたことや古くは流行歌「カスバの女」の舞台ということぐらいしか日本人にとってはなじみがない。最近では人質事件で少し話題になったが。フランスが植民地支配を続けてきた国なんて事はよほど興味がある人でないと知らないわけだがその流血の独立運動史を描いた映画がこの「アルジェの戦い」だ。物語
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戦争映画「西部戦線異常なし」を久々に観る

1930年のアメリカ映画。ディス・イズ・反戦映画というか原点ともいえる一作。おそらくというかたぶん戦争=地獄ということを初めて描いた映画と言える。原作はドイツの作家レマルクが第一次世界大戦に出征した体験をもとに執筆したベストセラー小説。第3回アカデミー賞で作品賞と監督賞に輝いた。あらすじ若者ポールは学校で教師から聴いた愛国心と戦争の美徳に感化され同級生達と勇ましく軍に志願して戦場に向かった。ところ
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山田太一の名作ドラマ「それぞれの秋」を観る

1973年の連続テレビドラマ。第11回ギャラクシー賞を受賞した名作。あらすじと感想映画監督の木下恵介が作った木下プロが制作した「人間の歌シリーズ」の12作目。脚本を担当したのは山田太一。このドラマが画期的だったのはそれまでのホームドラマにありがちだった「家庭は明るく温かく」といったステレオタイプをぶち壊した点にあるといっても過言ではない。生身の家族はそんなにおめでたいもんじゃないよ、ということを時
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伝説の東映カルト映画「聖獣学園」を久々に観る

1974年の東映映画。監督は「トラック野郎」作る前の鈴木則文。主演は多岐川裕美、共演は山内えみこ、渡辺やよい、渡辺文雄、谷隼人など。あらすじと感想シスターだった母親の死因を突き止めるべく、修道院入りを決意する多岐川魔矢。こんな名前つけた親の死因なんか探らんでもええやろと思うが、そんなこと言ってたらドラマは成立しない。魔矢は修道院入りする前日、キイハンターじゃない夜の手配師健太(谷隼人)と知り合い寝
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東映アクション映画「地獄の天使 紅い爆音」を久々に観る

1977年公開の東映映画。主演は個性派新人、入鹿裕子。他は振り返れば結構豪華で映画デビュー作となる吉田拓郎夫人の森下愛子、「想い出ぼろぼろ」内藤やす子、それから目つきが怖いぞ舘ひろし。あらすじ舞台となるのは基地の街「福生」&「横須賀」。ムショ帰りの元スケバン耀子はかつての恋人ワイルド7小野進也じゃない貢を探し歩く。3年前、福生のライブハウスでギターを弾いていた貢に惹かれちちくりあった耀子。その貢を
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