2006年のアメリカ映画。日本では翌年公開。全財産21ドルから立ちあがったクリス・ガードナー親子の実話に基づいた感動作。あらすじ1981年、サンフランシスコ。クリス・ガードナー(ウィル・スミス)は医療機器のセールスマン。しかし家賃の支払いもままならず、家計を支えてきたパートナーのリンダ(タンディ・ニュートン)の忍耐も限界。5歳の息子クリストファーにだけは寂しい思いをさせたくないと頑張ってはいるのだ
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2000年の日本映画。史実に基づく一揆を描いたことが画期的で、地元岐阜県の熱意が伝わる映画となった。あらすじ時は江戸時代中期・宝暦年間のこと。美濃国郡上藩で一揆が起こった。郡上藩主・金森頼錦(河原崎建三)は江戸の藩邸で官官接待に明け暮れる日々。そのツケが百姓たちにまわされひたすら耐えてきたが検見取りを強行するとあっては限界が来たのだ。宝暦4(1754)年8月10日、郡内の各地から農民が八幡城下に集
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1976年公開の日本映画。原作はいわずと知れた山崎豊子。当時まだ第3部以降はサンデー毎日に連載中だった。あらすじと感想シベリア抑留11年、飢えと拷問の監獄、それに続く過酷な収容所の中を生き抜いた元大本営参謀の壱岐正が、日本に帰って来た後の第二の人生は好まざるも商社に入り日本の経済復興に尽くすべく2次防の主力戦闘機、ラッキード、グラントの熾烈な商戦に巻き込まれていく。「不毛地帯」とはよく言ったもので
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1979年のアメリカ映画。監督は「ロミオとジュリエット」「ブラザーサン・シスタームーン」のフランコ・ゼフィレッリ。イタリアからハリウッドに渡っての第1作だった。あらすじかつてのボクシング世界チャンピオン・ビリー(ジョン・ボイト)は妻(フェイ・ダナウェイ)と別れてからツキに見放されまくり。タイトルを失い、今では一人息子とどうにか生活。しかし息子はパパと呼ばず「チャンプ」と呼び再び父親が世界チャンピオ
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1967年のアメリカ映画。監督は個性派ロバート・アルドリッチ。あらすじと感想舞台は終戦1年前の1944年。リーダー役がやたらと似合う少佐リー・マーヴィンはアメリカ軍司令部から「凶悪犯12名集めて秘密特攻作戦できるように育てろ」と指令を受け人を集める。囚人には2つの選択肢が。「特攻作戦に志願」それとも「このまま死刑執行されたい」か。当然のごとく志願兵となる12人の囚人達。かくして地獄の訓練が始まるの
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1975年のフランス映画。監督は名作「冒険者たち」のロベール・アンリコ。「追想」といえばイングリッド・バーグマンの作品を思い浮かべる人も多いがそれとは違う。本作は甘い恋愛ドラマかと思いきや血みどろ復讐ドラマ。あらすじ舞台はナチス支配下のフランスのある町。外科医の「ニューシネマ・パラダイス」フィリップ・ノアレは娘と再婚相手の「離愁」ロミー・シュナイダーと幸せな暮らし。ひと頃と違いナチスの支配も終わり
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1970年のアメリカ映画。ベトナム戦争泥沼化時の公開とあって米軍が難色を示したという伝説のブラックコメディ。あらすじと感想原作は軍医として朝鮮戦争に参加したリチャード・フッカーが自分の体験をもとに書いた同名の小説。この時期「パットン大戦車軍団」もあったわけだが興行的には「マッシュ」が圧倒した。制作費300万ドルで興行収入8000万ドル超え。主人公の軍医ホークアイを演じるドナルド・サザーランドや同僚
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1966年イタリア・アルジェリア合作映画。あらすじと感想アルジェリアといえば現日本代表のハリルホジッチがサッカー代表を率いたことや古くは流行歌「カスバの女」の舞台ということぐらいしか日本人にとってはなじみがない。最近では人質事件で少し話題になったが。フランスが植民地支配を続けてきた国なんて事はよほど興味がある人でないと知らないわけだがその流血の独立運動史を描いた映画がこの「アルジェの戦い」だ。物語
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1930年のアメリカ映画。ディス・イズ・反戦映画というか原点ともいえる一作。おそらくというかたぶん戦争=地獄ということを初めて描いた映画と言える。原作はドイツの作家レマルクが第一次世界大戦に出征した体験をもとに執筆したベストセラー小説。第3回アカデミー賞で作品賞と監督賞に輝いた。あらすじ若者ポールは学校で教師から聴いた愛国心と戦争の美徳に感化され同級生達と勇ましく軍に志願して戦場に向かった。ところ
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1973年の連続テレビドラマ。第11回ギャラクシー賞を受賞した名作。あらすじと感想映画監督の木下恵介が作った木下プロが制作した「人間の歌シリーズ」の12作目。脚本を担当したのは山田太一。このドラマが画期的だったのはそれまでのホームドラマにありがちだった「家庭は明るく温かく」といったステレオタイプをぶち壊した点にあるといっても過言ではない。生身の家族はそんなにおめでたいもんじゃないよ、ということを時
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