市川崑監督・映画「東京オリンピック」を観る

1965年公開の東宝映画。「芸術か記録か」という論争を引き起こした映画として知られる。最終的な制作費は当時の金で3億を超えた。最初に話が来たのは黒澤明らしい。予算の関係で断ったそうだがもし引き受けていたらどんな映画になったのやら。今日の五輪後にやるようなスポーツダイジェストをイメージするとあれ?という感じになる。なんせアスリートの表情とかをひたすらとらえていたりするから。現代のスポーツニュースとか
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チャップリンの名作映画「ライムライト」を久々に観る

1952年、チャップリン63歳の時の作品。喜劇のライバル、バスター・キートンとの共演が話題をよんだ。あらすじ舞台は1914年のロンドン。かつての人気コメディアン、カルベロ(チャップリン)。しかし今はただの初老の男。今日も酔っぱらってアパートに帰るとガスの臭いに気づく。臭いがする部屋に体当たりし中に入ると若い女がベッドに倒れていた。この若い女性、テリ―(クレア・ブルーム)。失業した不幸なバレエの踊り
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ラブストーリーの名作映画「離愁」を久々に観る

1975年のフランス・イタリア合作映画。ラストシーンのストップ・モーションが映画史に残る名場面として名高い。第二次世界大戦のフランスを舞台に妻子ある中年男と、ドイツ生まれのユダヤ人女性との純愛とその宿命的な悲しい最後を切々と綴った戦争映画。主演はジャン・ルイ・トランティニアン、ロミー・シュナイダー。あらすじ1940年4月――。第二次世界大戦が始まって半年余り、ドイツ軍はノルウェー、デンマークに侵入
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実話を基にした映画「星になった少年」を久々に観る

2005年の日本映画。原作は日本で初めてのゾウ使いだった坂本哲夢のことを母が綴った「ちび象ランディと星になった少年」。あらすじと感想主演は前年映画初出演「誰も知らない」でカンヌで賞を獲った柳楽優弥。今は大河ドラマやってますな。母親役は常盤貴子。当時母親役は新鮮だった。作品をきちんと選んで出てる姿勢に好感が持てる。父親役は高橋克実。似合う。主人公の彼女が今をときめく蒼井優。すでに「高校教師(2回目の
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松田優作・薬師丸ひろ子主演映画「探偵物語」を久々に観る

1983年の角川映画。1981年12月「セーラー服と機関銃」の大ヒット中に突然の休養宣言以来の復帰第1作だった。あらすじと感想原作は赤川次郎。薬師丸ひろ子のために書き下ろしたユーモア・ミステリーだった。監督は当時「狂った果実」「遠雷」などで日本映画界に新風を吹き込んでいた根岸吉太郎。相手役の探偵・辻山は松田優作。「家族ゲーム」の後ぐらいかな、新境地開拓中。薬師丸ひろ子との身長差30センチコンビが印
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感動の名作映画「陽のあたる教室」を久々に観る

1995年のアメリカ映画。もう20年以上前になんのね。名優リチャード・ドレイファスが音楽教師を演じ「人生のシンフォニー」を奏でた印象に残る作品。監督は「三銃士」などを作ったスティーブン・ヘレク。彼曰く本作は「素晴らしき哉、人生!」のような話とのこと。確かに共通点はあるかも。あらすじ時は1965年、ベトナム戦争が激しさを増していた。グレン・ホランド。彼の夢は素晴らしい楽曲をつくることで、その時間が確
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映画「踊る大捜査線2」を久々に観る

2003年公開の日本映画。前作の大ヒットを受けまたまた大ヒット。「湾岸署史上最低最悪の3連休」と銘打たれた本作。脚本を書いてる仲間の間では1の評価が高かったが自分としてはこっちの方が面白かった。1の有名なセリフを逆手にとった「事件は会議室で起きているのでは?」という視点がとても面白い。しかしまあ、この映画をプロデュースした亀山さんは最近フジテレビ社長を降りたり演じていた俳優さんたちのその後を見ると
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このミス大賞・映画「チーム・バチスタの栄光」を久々に観る

2008年の日本映画。第4回「このミステリーがすごい!」で大賞を受賞した現役医師・海堂尊の原作を映画化。原作と大きく違うところはなんちゅうても主人公の田口が男ではなく女だということ。演じたのは竹内結子。 舞台は東城大学医学部付属病院。成功率60%といわれる心臓手術「バチスタ手術」の専門集団「チーム・バチスタ」は26回連続手術成功という奇跡的な記録を成し遂げていた。しかし、突如3例続けて術中死が発生
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ウィル・スミス主演映画「幸せのちから」を久々に観る

2006年のアメリカ映画。日本では翌年公開。全財産21ドルから立ちあがったクリス・ガードナー親子の実話に基づいた感動作。あらすじ1981年、サンフランシスコ。クリス・ガードナー(ウィル・スミス)は医療機器のセールスマン。しかし家賃の支払いもままならず、家計を支えてきたパートナーのリンダ(タンディ・ニュートン)の忍耐も限界。5歳の息子クリストファーにだけは寂しい思いをさせたくないと頑張ってはいるのだ
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時代劇映画「郡上一揆」を久々に観る

2000年の日本映画。史実に基づく一揆を描いたことが画期的で、地元岐阜県の熱意が伝わる映画となった。あらすじ時は江戸時代中期・宝暦年間のこと。美濃国郡上藩で一揆が起こった。郡上藩主・金森頼錦(河原崎建三)は江戸の藩邸で官官接待に明け暮れる日々。そのツケが百姓たちにまわされひたすら耐えてきたが検見取りを強行するとあっては限界が来たのだ。宝暦4(1754)年8月10日、郡内の各地から農民が八幡城下に集
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