深作欣二5・東映映画「白昼の無頼漢」を久々に観る

1961年公開の東映映画。正確にはニュー東映の映画だけど。あらすじ米軍基地の現金強奪を企む丹波哲郎。計画を実行するべく仲間をアジトに集める。黒人兵トム、春日俊二、不良アメリカ人夫婦、久保菜穂子に曽根晴美。そこに中原ひとみも加わり、いざ実行。しかし彼らの行動を監視していたやくざ一家がからむわ、裏切るやつも出てくるわで争奪戦の展開に。果たして最後に生き残ったのは?--という話。感想人種問題などや在日米
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深作欣二30・東映映画「仁義なき戦い 代理戦争」を久々に観る

1973年公開の東映映画。仁義なき戦いシリーズの3番目にあたる。内容については説明の必要ないぐらいよく知られている話。前2作に出ていた菅原文太、金子信雄らに加え小林旭、加藤武も出てきて代理戦争、話し合いのシーンだらけ。よくまあこんな話がまとまるもんだと思うのだが脚本を書いた笠原和夫さん曰くこれが一番詰まったそうだ。そもそも最初は3部と4部「頂上作戦」を一つの映画にする予定だったらしい。ところが会社
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女必殺拳シリーズ2・東映映画「女必殺拳 危機一髪」を観る

1974年公開の東映映画。女必殺拳シリーズ第2弾。あらすじ凄腕の女ドラゴン・李紅竜(志保美悦子)。友人である王美麗の捜索を父親から依頼され日本へ。美麗は宝石密輸の運び屋をやらされていた。美麗や姉の白蘭たちを食い物にする悪の組織を倒すため紅竜の怒りの拳が炸裂する――てな話。感想まあ基本第1作とほぼ一緒の展開。兄弟はぶち殺されるし、わけのわからん使い手は出てきては紅竜に叩きのめされる展開。安岡力也さん
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志保美悦子主演映画「女必殺拳」を観る

1974年の東映映画。前年大ヒットしたブルース・リーの「燃えよドラゴン」を受けて製作されたのが見え見えの女ドラゴンシリーズ第1弾。だいたい劇中で女ドラゴンって言っちゃってるし(笑)あらすじと感想行方不明になった仮面ライダーV3じゃなかった万青(宮内洋)を追って日本にやってきた妹の紅竜(志保美悦子)。麻薬Gメンだった兄が探していたのは日本の密売組織。どうやら組織に捕らわれているらしいことがわかり紅竜
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オヤジ版ベスト・キッドといえる映画「フライ、ダディ、フライ」

2005年公開の東映映画。誰と観に行ったのかさっぱり記憶がない。公開当時、あまり期待せずに観に行ったのだが意外に面白かった。その印象は久々に観てもあまり変わらない。なんでそう感じるのかといえば、やっぱり脚本がちゃんとしているから。中年のサラリーマンが高校生に喧嘩を習うというだけの話なんだけどある意味お互いの成長物語というか変化がわかりやすく伝わってくるのがいい。中年サラリーマンが堤真一で喧嘩教える
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名作・内田吐夢監督東映映画「飢餓海峡」を久々に観る

1965年の東映映画。監督は内田吐夢、原作は水上勉。出演は三国連太郎、高倉健、伴淳三郎、左幸子など。あらすじ1947年9月。青函連絡船遭難の日に犬養多吉(三国連太郎)は仲間2人と質屋一家を殺害し火を放った。そして函館から小舟で下北に逃げたのだ。刑事弓坂(伴淳三郎)は身元不明の水死体に疑問を持つ。しかし、結局事件は迷宮入り。それから10年が経った。舞鶴で犬養は樽見京一郎と名を変え、篤実な実業家として
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伝説のアクション映画「若い貴族たち 13階段のマキ」を観る

1975年の東映映画。志保美悦子主演、内藤誠監督。あらすじと感想出だしからアクション満開。線路に縛り付けられている女が二人。そこに駆けつけてくるマキ。胸には赤字で「13」。なんとまあセンスのない。志保美悦子の歌全開の中、不良グループをボコボコに。なんでかしらんがついでにチンピラ連中もボコボコに。この歌声がすごい。なんちゅうかジャイアン顔負けというか。藤純子の「緋牡丹博徒」がまともに聞こえるというか
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伝説の東映カルト映画「聖獣学園」を久々に観る

1974年の東映映画。監督は「トラック野郎」作る前の鈴木則文。主演は多岐川裕美、共演は山内えみこ、渡辺やよい、渡辺文雄、谷隼人など。あらすじと感想シスターだった母親の死因を突き止めるべく、修道院入りを決意する多岐川魔矢。こんな名前つけた親の死因なんか探らんでもええやろと思うが、そんなこと言ってたらドラマは成立しない。魔矢は修道院入りする前日、キイハンターじゃない夜の手配師健太(谷隼人)と知り合い寝
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東映アクション映画「地獄の天使 紅い爆音」を久々に観る

1977年公開の東映映画。主演は個性派新人、入鹿裕子。他は振り返れば結構豪華で映画デビュー作となる吉田拓郎夫人の森下愛子、「想い出ぼろぼろ」内藤やす子、それから目つきが怖いぞ舘ひろし。あらすじ舞台となるのは基地の街「福生」&「横須賀」。ムショ帰りの元スケバン耀子はかつての恋人ワイルド7小野進也じゃない貢を探し歩く。3年前、福生のライブハウスでギターを弾いていた貢に惹かれちちくりあった耀子。その貢を
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伝説のヤクザ映画「唐獅子警察」を久々に観る

1974年の東映映画。監督は中島貞夫、主演は小林旭と渡瀬恒彦。あらすじと感想当時コミックで売れていた漫画が原作。しかし原作と映画は全然違う。あまりにも違うので問題になったらしい。ところがいい出来なんだ、これが。クラシックファンのやくざ幹部である小林旭とその弟役の渡瀬恒彦。この2人の話がメイン。弟が自分もヤクザになるというのを兄は止めるが弟も結局ヤクザに。性悪の父親を持った腹違いの兄弟は故郷からも後
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