1981年秋クールのドラマ。全14回。等身大の若い女性を主人公に据えたところが新しかった。同じ金曜夜10時にスタートしたのが「北の国から」で、名脚本家同士の対決が話題を呼んだ。ある意味ドラマの黄金期を象徴する出来事といえる。あらすじと感想主人公の女性3人組を演じたのは田中裕子(香織)、森昌子(のぶ代)、古手川祐子(久美子)。香織はOL,のぶ代はガム工場で働き、久美子はロマンスカーで勤務している。こ
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1992年4月からの「月9」ドラマ。全12回。平均視聴率は26.4%で当時のフジテレビ最高記録。その前の1月からのドラマ「愛という名のもとに」が作った平均視聴率記録をすぐに塗り替えた。当時の勢いはどこへやら。まさに隔世の感。昔VHSで出たきりで、なぜだかDVDにはなっていない。追記:以前は出てなかったけど今は出ているみたい。あらすじと感想良かった点はいろいろあれど、まず中森明菜&安田成美というキャ
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1974年10月~1975年3月まで日テレ系で放送。全26回。先日亡くなった萩原健一が主演。その生き方やファッションが若者から絶大な支持を得た。あらすじと感想アクションとセックスが満載という、当時も今もテレビではなかなかできないテーマに挑戦。きわどいシーンが続出で視聴率が思うように上がらなかったため、途中から人情ものに軌道修正。しかし、やるせなさを常に感じさせるストーリー展開は終始魅力的だった。萩
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1980年11月から1年間放送されたテレビドラマ。制作は朝日放送と松竹芸能。東京一極集中の現代からすりゃ隔世の感。必殺シリーズ現代版として、息の長いシリーズとなった。あらすじと感想初期メンバーはブラック――必殺仕事屋稼業の政吉じゃなかった林隆三。マイト――時には娼婦のようには歌わない黒沢年男。 パン――サラリーマンは気楽な稼業と……って言わない植木等。ベニー――みずいろの手紙は書かないあべ静江。バ
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1977年6月~9月放送。全15回。ホームドラマの流れを変えたと言われる名作。第15回ギャラクシー賞などの栄誉に輝いた。あらすじと感想商社マンの田島謙作(杉浦直樹)、妻・則子(八千草薫)、大学生の娘・律子(中田喜子)、高校生の繁(国広富之)。どこにでもありそうな中流家庭の崩壊と希望を描いたもの。もともとは東京新聞に山田太一が連載していた小説。ドラマ化にあたっては家庭をリアルに描きたいとする作者と地
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1977年6月から約半年間放送。全26回。赤いシリーズ第5弾の本作は最終回で37.2%を記録。脚本家でさえ誰が犯人かわからない話の展開が話題を呼んだ。あらすじ音楽大学助教授の大沢(宇津井健)。彼は弟の実(石立鉄男)が勧めてくれたスナックでピアノを弾いていた田代(水谷豊)を弟子に。しかし、これが悲しい運命を呼んでいくことに――という話。感想赤いシリーズと言えば山口百恵のイメージが強いが、実はこの「赤
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1978年6月から翌年1月まで全31回の放送。映画版でも財前五郎を演じた田宮二郎の遺作となった。主役・脇役を問わず当時の錚々たる顔ぶれが揃った作品。あらすじと感想主なキャストは財前五郎――言わずと知れた田宮二郎。里見脩二――特捜最前線でも医者をゲスト出演で演じていた山本學。東教授――悪魔の手毬唄映画版で多々良放庵だった中村伸郎。鵜飼医学部長―テレビ版悪魔の手毬唄で放庵だった小沢栄太郎。大河内教授―
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1985年にTBSで放送されてた大映ドラマ。息の長い活躍を続ける小泉今日子の初主演連続ドラマだった。あらすじと感想北海道の漁村で育ったキョンキョンが母親の死をきっかけに自分の出生の秘密を確かめるため上京する。それでまあ亡き父の娘であることを証明するため、迫害を受けまくりながらもピアニストを目指すお話。出演はキョンキョンの他、辰巳琢郎、賀来千香子、柳沢慎吾、辺見マリ、高木美保。さらに大映ドラマ御用達
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1976年1月6日から毎週火曜日全31回放送。石原プロ製作ドラマ記念すべき第1号であるとともに渡哲也の闘病からの復帰第1作であった。あらすじと感想組織暴力を担当する捜査四課を扱ったのは当時としてはかなり珍しい。また、アクションでなく人間ドラマで勝負したのも斬新だった。さらに刑事とマスコミの関係を描くのも新鮮。当時、石原裕次郎42歳。渡哲也34歳。倉本聰41歳。社会が幼くなったと言われる今日と比べ当
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広島の行政書士事務所を舞台にした漫画。それを連ドラ化したのがフジテレビ。2001年の1~3月、木曜劇場だった。なんちゅうか個人的には「月9」より「木曜劇場」の方が好き。この作品に関していえば常盤貴子と深津絵里という組み合わせの妙。原作ではどっちとも男なんだけど、この頃「きらきらひかる」とか男を女に置き換えてヒットした作品がそこそこあった。言い換えればフジのドラマ作りはそのあたりが絶妙によかった。あ
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